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Iocanus (会話 | 投稿記録)
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流し撮りの効果を出すためには通常より長い露光時間が必要である。露光時間を長くするため、[[露出]]制御においては絞りをより小さくし、感度の低いフィルムを用いる(デジタルでは感度を落とす)という作業が求められる。カメラ・レンズによってはシャッター・スピード以外の値を限界にしてもなお露光量が過大となるために、[[レンズフィルター#減光(Neutral Density、ND)フィルター|NDフィルター]]を使用するか、撮影を断念せざるを得ない。
 
また大抵の場合、長い露光時間はしばしば通常の手持ち撮影の限界を超えた時間が必要と、大きな手ぶれによって被写体までも不鮮明になってしまう。手持ち撮影は熟練したフォトグラファーには容易であっても、初心者やレンズ保持力の弱いフォトグラファーには困難な技法であるのが実情だった。一脚あるいは三脚といった器具を用いても、三脚で完全な水平移動をするのでなければ、縦ぶれが発生する。近年[[手ぶれ補正機構]]を持ったカメラ・レンズが多くなり登場し、ぶれの発生は抑えられている。それでも、被写体を追ってカメラを振る動作を、機構が手ぶれと認識して補正してしまう、という問題はあった。そこで手ぶれ補正機付き製品の中には、縦方向の手ぶれのみを抑えるモードを持ったものも存在する。たとえば[[キヤノン]]製レンズでスイッチにより設定する「手ぶれ補正モード2」がそれに相当する。また[[ニコン]]製レンズには、流し撮りを自動的に判別してこの動作を行うレンズがある。[[パナソニック]]のレンズ一体型デジタルカメラの一部には、流し撮りモードが搭載されている。