グアティレ(Guatire)は、ベネズエラミランダ州にある都市で、サモラ市の市庁所在地である。首都カラカスの東郊外に位置する。行政上はグアティレ区 (Parroquia Guatire)である。

地理と歴史 編集

コスタ山脈(カリベ山脈)の南を流れるグランデ川(グアレナス川)の一支流、グアティレ川沿いの町である。市街はグランデ川の両岸に広がる。カラカスとロムロベタンクール自動車道で通じ、自家用車とバスによる通勤圏である。

1784年の人口構成[1]
インディオ221%
白人26914%
ムラート41621%
黒人23812%
黒人とムラートの奴隷99751%
1942100%

植民地時代から農村地帯で、18世紀にはカカオタバコが栽培された。20世紀の後葉になってカラカスの郊外都市・ベッドタウンとして人口が急激に増加した。西隣のグアレナスも同様で、両市ともども膨張して互いの市街を接触させている。

編集

  1. ^ Historia del Estado Miranda, p50, p61。61ページの表には人口1492とあるが、50ページの表の合計により1942の誤記と判断した。

参考文献 編集

  • Jose Marcial Ramos Guedez, Historia del Estado Miranda, Ediciones de la Presidencia de la Republica, Caracas, 1981.