ソユーズ10号ロシア語: Союз 10, Soyuz 10)はソ連の有人宇宙船。世界初の宇宙ステーションサリュート1号へのドッキングを試みるが失敗し、ステーションに入ることなく地球に帰還した。

ソユーズ10号
徽章
ミッションの情報
ミッション名 ソユーズ10号
質量 6800 kg
乗員数 3 [1]
コールサイン Гранит (Granit - "Granite")[1]
発射台 ガガーリン発射台[2]
打上げ日時 1971年4月23日23:54:06 UTC
着陸または着水日時 1971年4月25日23:40:00 UTC
カラガンダ北西120km
ミッション期間 1d/23:45:54
周回数 32
遠地点 258 km
近地点 209 km
公転周期 89.1 分
軌道傾斜角 51.6°
年表
前回 次回
ソユーズ9号 ソユーズ11号

ミッション 編集

ソユーズ10号は1971年4月23日に打ち上げられた。ウラジーミル・シャタロフアレクセイ・エリセーエフニコライ・ルカビシュニコフの3名をステーションまで送り届けたが、ドッキングには成功しなかった。ソユーズは物理的にサリュートへ結合したものの、宇宙飛行士らが安全にステーションに入れる状態にはならなかった[1]。さらにソユーズのハッチがサリュートから抜けなくなってしまった。

最終的にソユーズをサリュートから切り離すことができたが、大気圏突入時にさらに問題が生じた。カプセル内部に有毒なガスが流れ込み、ルカビシュニコフが一時意識を失った。カプセルはカラガンダ北西120kmに着陸し、3人は無事に回復した。

搭乗員 編集

支援搭乗員 編集

予備搭乗員 編集

ミッション情報 編集

  • 重量: 6800kg
  • 近地点: 209km
  • 遠地点: 258km
  • 軌道傾斜角: 51.6°
  • 周期: 89.1 分

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f Mir Hardware Heritage - 1.7.3 (wikisource)
  2. ^ Baikonur LC1”. Encyclopedia Astronautica. 2009年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月4日閲覧。