チャンスリー・レーン駅

イングランドの鉄道駅

チャンスリー・レーン駅(チャンスリー・レーンえき、英語: Chancery Lane tube station)はセントラル・ロンドンホルボーンにあるロンドン地下鉄の駅である。

チャンスリー・レーン駅
Chancery Lane tube station
北東出入口
チャンスリー・レーン駅の位置(Central London内)
チャンスリー・レーン駅
チャンスリー・レーン駅
セントラル・ロンドンの地図上でのチャンスリー・レーン駅の位置
所在地 ホルボーン
行政区 カムデン区
運営 ロンドン地下鉄
路線 セントラル線
駅構造 地下駅
ホーム数 2
ゾーン 1
地下鉄年間乗降員数
2010 増加 15.28百万人[1]
2011 増加 16.04百万人[1]
2012 減少 15.90百万人[1]
2013 増加 16.52百万人[1]
鉄道会社
開設時の所属会社 セントラル・ロンドン鉄道
歴史
1900年7月30日 開業
WGS84 北緯51度31分05秒 西経0度06分40秒 / 北緯51.518度 西経0.111度 / 51.518; -0.111座標: 北緯51度31分05秒 西経0度06分40秒 / 北緯51.518度 西経0.111度 / 51.518; -0.111
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当駅は1900年7月30日、チャンスリー・レーン英語版近くに開業し、セントラル線セント・ポールズ駅ホルボーン駅の間にあり、トラベルカード・ゾーン1に含まれる。

ハイ・ホルボーン英語版ハットン・ガーデン英語版グレー・イン・ロード英語版の交差点地下に駅はあり、地下道で駅にアクセスする構造になっている。

歴史 編集

チャンスリー・レーン駅はセントラル・ロンドン鉄道(Central London Railway、CLR)の駅として1900年7月30日に開業した[2]。駅出入口は元々ハイ・ホルボーン英語版北側の31番地から33番地の間[3]、400フィート (122 m)ほど西のチャンスリー・レーン英語版とハイ・ホルボーンの交差点付近にあった。地上からホームへは4基のエレベーターで連絡していたが、1930年代にエスカレーターを用いるよう改修されている[4]。既存の駅出入口とホームをエスカレーターで連結することが出来なかったため、出入口の場所が1934年6月25日に現在の位置に移設されている[4]。旧来の出入口は閉鎖され、新しい出入口の位置から駅名は「チャンスリー・レーン(グレイ法曹院)」と変更されたが、「グレイ法曹院」の名前は次第に使われなくなった[2]

セントラル・ロンドン鉄道の建設工事では、建物に列車の振動が伝わることを避けるため、線路は建物直下を避けて道路の下に建設された。チャンスリー・レーン駅周辺の道路幅が狭かったことから、複線のトンネルを左右並行に構築することが出来ず、西行トンネルの上に東行トンネルが作られた[5]

チャンスリー・レーン駅にはロンドン地下鉄に8駅あるロンドン深部防空壕英語版(London deep-level shelters)を駅下部に併設する駅である。第二次世界大戦後に防空壕はキングスウェイ電話交換局英語版に転用された。防空壕には廃止されたエレベーター用の穴と、ファーンヴァル・ストリートとトゥックス・コートの交差点にある入口から出入りすることが出来る[3]

事故 編集

2003年6月25日、当駅で発生した脱線事故で主電動機が脱落し、32人の乗客が負傷した。脱線した車両と同じ1992形電車を使用するセントラル線ウォータールー&シティー線が原因究明と暫定対策完了までの間運休となった。

バス路線 編集

ロンドンバス8、25、17、45、46、242、341、521、深夜バスN8が当駅を経由する。

ギャラリー 編集

隣の駅 編集

ロンドン交通局
ロンドン地下鉄
セントラル線
ホルボーン駅 - チャンスリー・レーン駅 - セント・ポールズ駅

脚注 編集

  1. ^ a b c d Multi-year station entry-and-exit figures” (XLS). London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  2. ^ a b Rose, Douglas (1999). The London Underground, A Diagrammatic History. Douglas Rose/Capital Transport. ISBN 1-85414-219-4 
  3. ^ a b Emmerson, Andrew; Tony Beard (2004). London's Secret Tubes. Capital Transport. pp. 170. ISBN 1-85414-283-6 
  4. ^ a b Connor, J.E. (1999). London's Disused Underground Stations. Capital Transport. pp. 122. ISBN 1-85414-250-X 
  5. ^ Clive's Underground Line Guides, Central Line, Layout

外部リンク 編集