リエンツ

オーストリアの町

リエンツリーエンツドイツ語: Lienz [ˈliːɛnt͡s][1])は、オーストリアチロル州リエンツ郡基礎自治体 ( ゲマインデ ) 。チロル州の飛び地である東チロル地方の中心の町。人口約13,000人。登山とスキーなどリゾート地としてにぎわう。

リエンツ
Lienz
オーストリアの旗
リエンツの市章
基礎自治体 (Gemeinde)
位置
リエンツ郡におけるリエンツの位置の位置図
リエンツ郡におけるリエンツの位置
座標 : 北緯46度49分 東経12度46分 / 北緯46.817度 東経12.767度 / 46.817; 12.767
行政
 オーストリア
  (Bundesland) チロル州の旗 チロル州
 郡 (Bezirk) リエンツ郡
 基礎自治体 (Gemeinde) リエンツ
地理
面積  
  基礎自治体 (Gemeinde) 15.94 km2 (6.2 mi2)
標高 673 m (2,208 ft)
人口
人口 (2007年1月現在)
  基礎自治体 (Gemeinde) 12,125人
    人口密度   761人/km2(1,970人/mi2
その他
等時帯 CET (UTC+1)
夏時間 CEST (UTC+2)
市外局番 04852
ナンバープレート LZ
公式ウェブサイト : http://www.stadt-lienz.at/

この町の北側にはオーストリア最高峰のグロスグロックナー山( 3,797 m)がそびえ立ち、雄大な山岳地帯、アルペンルート近くにあり、素朴でこぢんまりとした市街地を形成している地方都市である。南に行けば、イタリア国境で、南チロルに至る、古来イタリア、ローマに向かう交通の要衝である峠となる。以前はオーストリアの領地であった南チロルがイタリアに割譲されたが、このリエンツは、今ではオーストリアの山岳地帯の南端にあたる。町を見下ろすブルック城は、ゲルツ(Görz)侯の居城であったが、現在は東チロル郷土博物館(Osttiroler Heimatmuseum)となって公開されている。そこには、東チロル地方に伝わる民芸品や民族資料や侯家伝来の収集品やこのリエンツ出身の農民画家アルビン・エッガー・リエンツ(Albin Egger-Lienz)の作品も展示されている。町の中心は、ハウプト広場(Hauptplatz)であり、この広場を取り囲むように華やかなホテルや商店が建ち並び、夏は避暑地として、冬はウインター・スポーツの基地として発展した。町を東西に流れるイーゼル川(Isel)北岸には、15世紀に建てられ、16世紀に改築された東チロル最高のゴシック建築アンドレ教区教会(Pfarrkirche St.Andra)である。

姉妹都市 編集

脚注 編集

  1. ^ Duden Aussprachewörterbuch (Duden Band 6), Auflage 6, ISBN 978-3-411-04066-7

外部リンク 編集