名取 芳夫(なとり よしお、1914年4月30日 - 1975年4月2日)は、日本の元プロボクサー山梨県北巨摩郡保坂村出身。戦前における日本および東洋ウェルター級チャンピオン。東京拳闘協会所属。日本ボクシング草創期の強豪。

名取 芳夫
基本情報
階級 ウェルター級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1914-04-30) 1914年4月30日
出身地 山梨県北巨摩郡保坂村
死没日 (1975-04-02) 1975年4月2日(60歳没)
テンプレートを表示

略歴 編集

北巨摩郡保坂村に生まれる。上京して錦城中学から正則高校へ進学、東京拳闘協会に入門する。1932年1月11日、英国の強豪エス・ハリーを3回TKOに破ってデビュー。頭脳派のテクニシャンで、原靖平川末男熊谷二郎ら日本の強豪のほか、ジョー・サクラメントファイティング・アボルトら比国の名選手も破る。

1934年12月25日、日本拳闘連盟主催の選手権大会で強打者佐藤利一に7回反則勝ち、日本ウェルター級王者となる。翌1935年に開催された東洋選手権ではフィリピンの強豪アール・カンテに2回KOで圧勝、東洋ウェルター級王者となった。1936年引退。

通算戦績 編集

51戦36勝(9KO)7敗8引分け

関連項目 編集