発煙弾(はつえんだん)は、手榴弾および砲弾として用いられる発装備。一般に外部から点火の必要のある発煙筒と異なり、点火装置が組み込まれ、投擲や発射後に点火し、発煙する。

M18によって展開された煙幕
車載型の発煙弾発射機

概要 編集

直接の目的は、任意の場所に発煙をもたらすことにあり、

  • 煙幕を展開して敵の視界を遮断する
  • 航空支援および砲撃支援のために攻撃位置を指示する
  • 有視界下の砲撃時の射撃観測

などのために使用される。手榴弾と異なり、爆発はしない。煙を発生させる原理などによって

などに分類される。

煙幕の展開方法にも2種類あり、敵の視界を遮断することを目的とした黄リン発煙弾(WP発煙弾)などは広範囲に飛び散るようにできている。 マーキングに使用される着色発煙弾は、そのまま筒から煙が噴き出す花火のような物で、煙の発生源が点として識別できるようになっている。

関連項目 編集