王 淐(おう しょう)は、高麗王(在位:1269年)。初名は侃。高宗の子で元宗の弟。父の高宗から安慶公に封じられた。
1269年(元宗10年)6月に武臣林衍・林惟茂父子らは元宗を廃し、安慶公王淐を高麗王とした。林衍は教定別監として権力の座についた。しかし、元朝からの軍事圧力により、王淐は廃され、元宗が再び王権を握った。