田中吉六
田中吉六(たなか きちろく、1907年9月3日-1985年12月10日)は、マルクス主義哲学者。 富山県出身。日本大学予科中退。独学でマルクス主義を研究、1952年ごろから肉体労働をしながら著作を行う。その実践主体確立の理論化活動が1960年代後半の学生運動の中で注目された。
著書
編集- 『スミスとマルクス』真善美社 1948 のち論創社
- 『史的唯物論の成立 技術論と認識論』理論社 1949 のち季節社
- 『史的唯物論の成立』渡辺啓編 こぶし文庫 2005
- 『主体的唯物論への途』労働文化社 1950 のち季節社
- 『マルクス理論の解明 その追体験的再構成』理論社 解明双書 1952
- 『マルクスからルソーへ』農山漁村文化協会 人間選書 1980
- 『わが哲学論争史 労働と思索』農山漁村文化協会 人間選書 1981
- 共著
翻訳
編集- マルクス『経済学・哲学草稿』城塚登共訳 岩波文庫 1964