疑似トップレベルドメイン
疑似トップレベルドメイン（ぎじトップレベルドメイン、pseudo-top-level domain）とは、世界的な公式のDomain Name System(DNS)やインターネットに参加していないコンピュータネットワークで使用されるコンピュータ名にインターネットのDNSと同様の同様のドメイン名階層を使用している場合の、トップレベルドメイン(TLD)に相当するもののことである。
歴史的に、このようなネットワークで最もよく知られていたのは、.bitnet、.csnet、.oz、.uucpであり、これらに対して、多くのインターネットメールフォワーダが接続を提供していた。さらに、.exit、.i2pなどの新しいネットワークを含めることもできる[1][2]（提案の最新のドラフトは、標準になることなく2015年7月28日に期限切れになった[3]）。.onionなどの一部のドメインは、後で正式に認識されるようになる可能性がある[4]。
これらのネットワークやドメイン名は正式な地位を持っていないが、一般に、非公式に既得権益を持ったと見なされ、トップレベルドメインとして割り当てられることはほとんどない[5]。
脚注 編集
- ^ Grothoff, Christian and Wachs, Matthias and Wolf, Hellekin and Appelbaum, Jacob (2014年3月3日). “Special-Use Domain Names of Peer-to-Peer Systems”. Internet Engineering Task Force. 2012年7月3日閲覧。
- ^ “openissues.ca”. openissues.ca (2012年2月19日). 2012年6月30日閲覧。
- ^ Grothoff, Christian and Wachs, Matthias and Wolf, Hellekin and Appelbaum, Jacob (2015年1月24日). “Special-Use Domain Names of Peer-to-Peer Systems”. Internet Engineering Task Force. 2015年10月31日閲覧。
- ^ Franceschi-Bicchierai, Lorenzo (2015年9月10日). “Internet Regulators Just Legitimized The Dark Web” 2015年9月10日閲覧。
- ^ Frey, Donnalyn; Adams, Richard L. (1994). “Pseudo Top-Level Domains”. !%@:: a directory of electronic mail addressing & networks. In a Nutshell Series (4th ed.). O'Reilly & Associates. pp. 10–11. ISBN 978-1-56592-046-0