神器譜』(しんきふ) は、明代末の銃器解説書。

著者は趙士禎で、豊臣秀吉による朝鮮出兵で日本の火縄銃に悩まされた明国軍を知識面で支援するためのものである。1598年以降1603年までに4種が成立した。

日本に伝来した『神器譜』(万暦本〈1603年版〉全五巻、国立国会図書館所蔵)が現存し、この翻刻本が清水正徳の校正で1808年文化5年)に日本で刊行された。

参考文献 編集

  • 和田博徳「明代の鐡砲傳來とオスマン帝國 : 神器譜と西域土地人物略」『史學』第31巻第1-4号、三田史学会、東京、1958年10月、692-719頁、ISSN 03869334NAID 1100074095542020年3月31日閲覧 

関連項目 編集