第39装甲旅団 (ドイツ連邦陸軍)

第39装甲旅団テューリンゲン」(だい39そうこうりょだん、ドイツ語Panzerbrigade 39, "Thüringen")は、ドイツ連邦陸軍旅団の一つ。司令部をテューリンゲン州エアフルトに置き2001年に解散する。旅団の部隊は第13装甲擲弾兵師団の隷下にあってテューリンゲン州およびヘッセン州に駐屯し、後に第5装甲師団に所属変更される。

第39装甲旅団
創設 1991年1月1日
廃止 2001年12月20日
所属政体 ドイツの旗 ドイツ
所属組織 ドイツ連邦陸軍
部隊編制単位 旅団
上級単位 第13装甲擲弾兵師団 - 第5装甲師団
最終位置 テューリンゲン州 エアフルト
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歴史 編集

1990年ドイツ民主共和国国家人民軍(東ドイツ軍)の解体・統合が始まり、1991年1月1日までに国家人民軍地上軍(陸軍)第4自動車化狙撃師団を母体に再編成が行われ、第39郷土防衛旅団が新編される。国家人民軍部隊を再編し次の部隊が新編される。

  • 第391装甲擲弾兵大隊
  • 第392装甲擲弾兵大隊
  • 第393戦車大隊
  • 第394戦車大隊
  • 第390駆逐戦車中隊

これらの部隊はバート・ザルツンゲンのヴェラタール兵舎に配備された。他には第395装甲砲兵大隊と新編された第390装甲工兵中隊がエアフルトに移駐される。1991年に旅団の愛称として「テューリンゲン」が与えられた。また早くも1991年6月にレオパルト2戦車M109 155mm自走榴弾砲が旅団隷下部隊に供給された。1995年に郷土防衛旅団から第39装甲旅団に改称され、第7防衛管区司令部 / 第13装甲擲弾兵師団の隷下に置かれた。1996年には第7防衛管区司令部 / 第13装甲擲弾兵師団の改編がなされ、第39装甲旅団は第4防衛管区司令部 / 第5装甲師団の隷下部隊として所属変更される。同じ1996年には第52装甲擲弾兵大隊(ローテンブルク・アン・デア・フルダ)と第2装甲砲兵大隊(ヘシッシュ=リヒテナウ)を旅団隷下に置く。第395装甲砲兵大隊は第2装甲擲弾兵大隊をもとに新編された。1996年に第392装甲擲弾兵大隊と第394戦車大隊は解隊する。1997年に整備部隊が第390野戦整備中隊として再編成される。2001年に第393戦車大隊と第390装甲工兵中隊が第37猟兵旅団に配転される。第52装甲擲弾兵大隊と第2装甲砲兵大隊は第14装甲旅団に配転された。これらの後2001年に旅団は解隊される。

旅団の一部部隊は1998年ボスニア・ヘルツェゴビナと1999年から2000年までコソボに派遣されていた。

歴代旅団長 編集

氏名 着任 離任
1 ベルント・アルベルト陸軍准将
Bernd Albert
1990年10月3日 1991年3月21日
2 ノルベルト・ファン・ハイスト陸軍准将
de:Norbert van Heyst
1991年3月22日 1993年4月29日
3 ハンス=クリスチャン・ベック陸軍准将
Hans-Christian Beck
1993年4月30日 1994年9月13日
4 ヴォルフガング・シュナイダーハン陸軍准将
Wolfgang Schneiderhan
1994年9月14日 1997年9月4日
5 ギュンター・ヴァイラー陸軍准将
de:Günter Weiler
1997年9月5日 2001年9月30日 

脚注 編集

外部リンク 編集