総督レオナルド・ロレダンの肖像 (カルパッチョ)

総督レオナルド・ロレダンの肖像』(そうとくレオナルド・ロレダンのしょうぞう、英:Portrait of Doge Leonardo Loredan)は、ジェンティーレ・ベッリーニの弟子であったイタリア・ルネサンスヴェネツィア派の巨匠、ヴィットーレ・カルパッチョによる絵画である。ジェンティーレ・ベッリーニもまた、総督レオナルド・ロレダンの肖像画を描いた[1]。本作は、ロレダンの治世の初めのおそらく1501-1502年頃に描かれた[2]。作品は、W. R. リアリック教授に敬意を表して、マラとチャックロビンソンからの資金提供を受けて2003年に修復された。現在、ヴェネツィアのコッレール美術館に展示されている[3]

『総督レオナルド・ロレダンの肖像』
英語: Portrait of Doge Leonardo Loredan
Portrait of Doge Leonardo Loredan, by Vittore Carpaccio.jpg
作者ヴィットーレ・カルパッチョ
製作年1501-1502年ごろ
主題レオナルド・ロレダン
寸法67 cm × 51 cm (26.38 in × 20.08 in)
状態2003年に修復
所蔵コッレール美術館、ヴェネツィア
ジョヴァンニ・ベッリーニ『総督レオナルド・ロレダンの肖像』 (1501-1502年ごろ)、ナショナル・ギャラリー (ロンドン)

概要編集

1501年から1521年に君臨したモデルの人物、総督レオナルド・ロレダンは、おそらくドゥカーレ宮殿の内部空間に座像で描かれている[2]。背後には窓があり、そこからサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会サン・セルヴォーロ教会とサン・タントニオ・ディ・カステッロ教会の鐘楼が見える。総督は、ヴェネツィア総督の有名な象徴である独特の角帽を含む、儀式用の衣服に身を包んで描かれている[1][3]

保存編集

本作は、以前は失われたオリジナル作品の19世紀の複製であると考えられていたが、保存状態の調査により、実際には16世紀の初めにヴィットーレ・カルパッチョによって制作されたことが明らかになった。酸化されたニスの層を取り除いた後、信じがたいほど高い画質の表面が明らかになり、この肖像画は現在、総督レオナルド・ロレダンの一連の肖像画の最初のものと見なされている。 ARKE修復会社のキアラ・チェリオッティにより修復が完了した[3]

脚注編集

  1. ^ a b Brown, David Alan; Ferino-Pagden, Sylvia (2006). Bellini, Giorgione, Titian and the Renaissance of Venetian Painting. New Haven: Yale University Press. ISBN 978-0-300-11677-9 
  2. ^ a b Pope Hennessey, John (1966). The Portrait in the Renaissance. London: Phaidon 
  3. ^ a b c Save Venice Inc. | Dedicated to preserving the artistic heritage of Venice” (英語). Save Venice Inc. | Dedicated to preserving the artistic heritage of Venice. 2021年3月2日閲覧。