舟歌 (ショパン)
『舟歌』(ふなうた、Barcarole)嬰ヘ長調 作品60は、フレデリック・ショパンが1846年に作曲・出版したピアノ独奏曲。シュトックハウゼン男爵夫人に献呈。
作品60『舟歌』 | |
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冒頭部分 | |
ジャンル | ピアノ独奏曲 |
作曲者 | フレデリック・ショパン |
解説
編集通常の舟歌は無言歌集 (メンデルスゾーン)#第2巻 作品30にあるように2拍子系の8分の6拍子であるが、4拍子系の8分の12拍子である。
嬰ト短調-嬰ハ長調-主調と調性不安定な和声進行で始まり[要出典]、休止のあと主題が始まる。左手の特徴的なリズムの上に右手が3度や6度の和声で叙情的にメロディを演奏する。
中間部では一旦平行短調(嬰ヘ短調)で導入するが、対立や発展というより主部と同じ様な主題が転調反復される。イ長調の進行。しかし時に嬰ト長調(変イ長調)のアルペッジョを取り入れて節目をつけている。
モノフォニーの嬰ハ長調レチタティーヴォが現れ、音階進行とトリルの後、主題が左手オクターヴ奏法に乗って再現する。
最後は調性不安定な半音階の後に6度の和声で主調が回想され、下降音階が華々しく締めくくる。
外部リンク
編集- 舟歌 嬰ヘ長調 作品60の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- 舟歌 - ピティナ・ピアノ曲事典