葉理(ようり、ラミナ: lamination)とは、の粒子から構成される最小単位で表すのこと。葉層(ようそう)とも。

概要

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肉眼で識別することが可能な最小の層構造を示し、一般には波状や筋状などの縞模様微地形が観察され、堆積した環境を推定することができる。類似した葉理が重なり単層(bed)を形成し、単層が何枚か重なり地層が形成される。一般的には堆積物の供給が休止したり、環境の変化があると単層となり、その単層の面(層理面)が地質境界となる。

また、堆積構造英語版とは地層(単層)の内部構造のことであり、葉理の状況から推察される。

平行葉理
葉理の成す面構造(葉理面)が単層と平行(層理面と平行)していること。
斜交葉理
葉理の成す面構造(葉理面)が単層と斜交(層理面と斜交)していること。未固結な状態時にによって粒子が流されたことが判定できる。堆積層序に対して斜交するため偽層ともいう。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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