虚空蔵院(こくぞういん)は両界曼荼羅の一つ胎蔵曼荼羅の下部(蓮華部院持明院金剛手院の下)に位置する区画(院)。

胎蔵曼荼羅

中央の虚空蔵菩薩を主尊とし、広大無辺の虚空のように、仏智より発する自利・利他の大悲行が自在になった果徳をあらわす。

左端に千手千眼観自在菩薩、右端に一百八臂金剛蔵王菩薩を配し、 左側上5尊・下4尊、右側上5尊・下5尊の合計22尊が位置する。

虚空蔵院
千手千眼観自在菩薩
せんじゅせんげんかんじざいぼさつ
檀波羅蜜
だんはらみつ
戒波羅蜜
かいはらみつ
忍波羅蜜
にんはらみつ
精進波羅蜜
しょうじんはらみつ
禅波羅蜜
ぜんはらみつ
虚空蔵菩薩
こくうぞうぼさつ
般若波羅蜜
はんにゃはらみつ
方便波羅蜜
ほうべんはらみつ
願波羅蜜
がんはらみつ
力波羅蜜
りきはらみつ
智波羅蜜
ちはらみつ
一百八臂金剛蔵王菩薩
いっぴゃくはっぴこんごうざおうぼさつ
不空鉤観自在菩薩
ふくうこうかんじざいぼさつ
忿怒鉤観自在菩薩
ふんぬこうかんじざいぼさつ
生念処菩薩
しょうねんじぼさつ
共発意転輪菩薩
ぐうほついてんりんぼさつ
無垢逝菩薩
むくぜいぼさつ
蘇婆胡菩薩
そばこぼさつ
金剛針菩薩
こんごうしんぼさつ
蘇悉地羯羅菩薩
そしっじからぼさつ
曼荼羅菩薩
まんだらぼさつ

参考文献 編集