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貸元(かしもと)とは、紙芝居師に紙芝居を貸す元締、もしくは丁半賭博場の経営者。送り仮名を入れた「貸元」とも書く。

商売道具を貸したり、賭博場で負けた客に金を貸す元だから貸元と呼ばれる。この貸し付ける現金を「廻銭(かいせん)/駒(こま)」と呼ぶ。カラス金(一日1割)、トゴ(十日5割)、ヒサン(一日3割)などと呼ばれる違法な高利がほとんどである。 廻銭が不足することは貸元にとって大きな恥とされる。

暴力団の世界では縄張りの責任者という意味もある。必ずしも一家の長というわけではないが、博徒の世界では組長を指すことが多い。

貸元が常に賭場にいるとは限らず、実質的な責任者はその配下の代貸(だいがし)である、その下には、上着を預かったり、お茶を出したり、灰皿を交換するなどの雑務に従事する出方(でかた)衆の本出方助出方が、さらにその下には、履物を管理する下足番や人の出入りを監視する張番(はりばん)をする三下(さんした)衆が控える。見張ることを「敷展(しきてん)を切る」(「座敷を展望する」の略)と言ったりもする。