酸化クロム(II)
酸化クロム(II)(さんかクロム に、英: chromium(II) oxide)は、化学式が CrO で表されるクロムの酸化物である[1]。塩化ナトリウム型構造の黒色粉末である[2]。ホスフィン酸は酸化クロム(III)を酸化クロム(II)に還元する。
酸化クロム(II) | |
---|---|
chromium(II) oxide | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 12018-00-7 |
特性 | |
化学式 | CrO |
モル質量 | 67.996 g/mol |
外観 | 黒色 |
融点 |
300 °C(分解) |
構造 | |
結晶構造 | 立方晶、cF8 |
空間群 | Fm3m, No. 225 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
空気中で容易に酸化されて酸化クロム(III)となる。
出典
編集- ^ Satish. Anand, Raj. Kumar (1989), Dictionary of Inorganic Chemistry, Anmol Publications, ISBN 9788170412366, ISBN 8170412366
- ^ Egon Wiberg, Arnold Frederick Holleman (2001) Inorganic Chemistry, Elsevier ISBN 0123526515