釋 通慧(しゃく つうけい、1927年3月5日 - 2013年2月26日)は、中国の禅僧。俗姓はで、俗名は振幇であり、中国四川省遂寧市大英県蓬莱鎮に生まれた。円寂前、三年後に皆の前で壷を開けるように弟子らに指示した。2016年6月12日の吉時に壺開けすると、和尚の体が無傷のままで肉身仏であることが顕わになった。その後中国四川省の広漢市龍居寺の馬祖殿に祭られる[1][2]。 

釋通慧
2013年2月26日(2013-02-26)(90歳)
幼名 唐 振幇
生地 中国四川省遂寧市大英県蓬莱鎮
没地 中華人民共和国四川省広漢市龍居寺
宗派 禅宗密乗
寺院 広漢市龍居寺
能海上師
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生涯 編集

通慧は、1922年3月5日に生まれ、小さい頃から両親に従い、精進する。1931年に中国蓬渓の金文寺にて出家。1940年に中国宝光寺に妙能法師より具足戒を受けた。1941年に能海法師に追随して四川省成都市の浄慈寺で勉強[3]。1942年に四川省の広漢市龍居寺に居た。文化大革命期間中に龍居寺は没収・毀損され僧侶らは追放された。1986年に広漢市龍居寺が再興されると、通慧法師は首任の住持となり寺を全面的に修復し、新しく羅漢堂、大本堂、蔵経楼、宿泊楼を建て、山門を立て直し、地蔵殿、天王殿や鐘鼓楼等を修復した。2013年2月26日夜8時40分に没した後、壷に納められた。死ぬ事を弟子に伝える際に、3年後に皆の前で壷を開けるように指示しており、2016年6月12日に壺が開けられたところ、肉身は無傷で、肉身菩薩となったことを顕わした[1][2]

法承 編集

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弟子 編集

  • 釋心安

参考文献 編集

  1. ^ a b 净觉 (2016年6月13日). ““肉身菩萨”上通下慧老和尚吉时开缸 正法久住”. 中華網. 2017年4月29日閲覧。
  2. ^ a b 中国佛教又出现了一尊“肉身菩萨””. 鳳凰網 (2016年6月14日). 2017年4月29日閲覧。
  3. ^ 郑建邦 (2015). 能海上师轶事. 《台州佛教》第67期. http://www.fxwz.net/fxwz/fxwz197/wz197/17.htm 

外部リンク 編集