金沢八景大橋(かなざわはっけいおおはし)は、神奈川県横浜市金沢区海の公園八景島の間に架かる橋である。国道357号柴航路橋、歩行者専用のマリンゲートとともに八景島と対岸を結ぶ橋の一つで、金沢シーサイドライン八景島駅から横浜・八景島シーパラダイスへのメインルートとなる。

金沢八景大橋
八景島より。
基本情報
日本の旗 日本
所在地 神奈川県横浜市金沢区
交差物件 東京湾
建設 1982年
座標 北緯35度20分19.2秒 東経139度38分32秒 / 北緯35.338667度 東経139.64222度 / 35.338667; 139.64222
構造諸元
形式 2径間連続逆台形鋼箱桁橋
全長 110m
14m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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構造 編集

金沢地先埋立事業により造成される八景島へ渡る3本の橋のうち、1982年11月に最初に竣工した。景観を考慮し、曲線を多用したデザインが採られた。斜張橋吊り橋の主塔を思わせる照明灯のデザインが特徴的であるが、橋梁構造は桁橋である。かつての金沢八景の一つである「乙艫帰帆」の近くに位置することから「金沢八景大橋」と命名され、欄干には八つの名所を描いたパネルが取り付けられている[1]。1991年にはかながわの橋100選に選定された[2]。道路橋であるが、島内は一般車両の進入ができないため、車両の通行は関係車両に限られる。

 
1983年の空撮写真。海の公園東側の突端と八景島(埋立中)の間に架かるのが金沢八景大橋

脚注 編集

  1. ^ 横浜市港湾局臨海開発部『横浜の埋め立て』1992年3月31日、144-145頁。 
  2. ^ かながわの橋100選 金沢八景大橋”. 神奈川県県土整備局 道路部 道路企画課 (2011年3月1日). 2017年2月9日閲覧。