鈴木春次

18世紀後半、江戸時代中期の浮世絵師

鈴木 春次(すずき はるじ、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴 編集

鈴木春信の門人かといわれる。名を「春治」とも記す。作画期は明和から安永の頃にかけてで、春信風の錦絵を描く。「春次」落款のものは書体が行書であり、「春治」落款のものは楷書が多いが、春次の落款の作品に楷書のものも若干みられる。初めは春次と号し後に春治と改めたかという。代表作として柱絵の「団扇売り」があり、売られている団扇や遊女の持つ団扇には役者の似顔絵が描かれている。

作品 編集

参考文献 編集

  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年