鯖田 豊之(さばた とよゆき、1926年3月12日[1]2001年10月25日)は、日本の歴史学者評論家京都府立医科大学名誉教授

専攻は西洋中世史、比較史。

来歴

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奈良県生まれ。1952年京都大学文学部史学科卒[2]島根大学助教授や京都府立医科大学教授を経て、1988年に定年退官し、名誉教授。

『肉食の思想』が話題となり、保守派評論家として知られた。

著書

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単著

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  • 『ヨーロッパ封建都市』創元社 1957年 のち講談社学術文庫 
  • 『封建支配の成立と村落共同体未来社 1962年
  • 『日本を見なおす その歴史と国民性』講談社現代新書 1964年
  • 『肉食の思想 ヨーロッパ精神の再発見』中公新書 1966年 のち文庫 
  • 『戦争と人間の風土 日本を考える一つの指標』新潮選書 1967年  
    • 『日本人の戦争観はなぜ「特異」なのか』主婦の友インフォス情報社 2005年
  • 『世界のなかの日本 国際化時代の課題』研究社叢書 1971年
  • 『生と死の思想 文明史の旅から』朝日新聞社 1971年 のち選書 
  • 『文明の条件 日本とヨーロッパ』講談社現代新書 1972年
  • 『世界の歴史 9 ヨーロッパ中世』河出書房新社 1974年 のち文庫
  • 『文明と風土』日本経済新聞社 1974年
  • 『生きる権利・死ぬ権利』新潮選書 1976年
  • 『生活文化の発想 ヨーロッパと日本』雄山閣出版(カルチャーブックス) 1977
  • 『肉食文化と米食文化 過剰栄養の時代』講談社 1979年 のち中公文庫 
  • 『水道の文化 西欧と日本』新潮選書 1983年
  • 『都市はいかにつくられたか』朝日選書 1988年
  • 『火葬の文化』新潮選書 1990年
  • 『ラインの文化史 水とヨーロッパ社会』刀水書房 1995年
  • 『水道の思想 都市と水の文化誌』中公新書 1996 年
  • 『金が語る20世紀 金本位制が揺らいでも』中公新書 1999年

共編

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翻訳

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  • プラーニッツ『中世都市成立論 商人ギルドと都市宣誓共同体』未来社 1959年
  • クルト・シンガー『三種の神器 一ドイツ人の日本文化史観』形象社 1975年 のち講談社学術文庫 

参考

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脚注

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  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 鯖田豊之、『金が語る20世紀 金本位制が揺らいでも』、中央公論新社、1999年、383ページ、ISBN 4-12-101464-2