鳥の子色(とりのこいろ)とは卵殻の色のこと。鎌倉時代から現れた日本の伝統色。

鳥の子色
とりのこいろ
 
16進表記 #fff1cf
RGB (255, 241, 207)
CMYK (0, 5, 19, 0)
HSV (42°, 18%, 100%)
出典 原色大辞典

ごく淡い黄褐色、あるいは黄色がかった白。

後に鳥の子紙の色と誤解され、時代が下るとともに白っぽくなっていった。

重の色目では、老人の衣装に使うとされ、表が瑩色(みがきいろ/光沢のある白)で裏が蘇芳色

参考文献 編集

  • 福田邦夫『すぐわかる 日本の伝統色』東京美術 ISBN 4-8087-0784-5
  • 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN 4-87940-549-3
  • 長崎盛輝『かさねの色目 平安の配彩美』青幻社ISBN 4-916094-54-9

関連項目 編集

  • 卵色 - 本色と同じく卵にちなんだ色で、こちらは卵黄の色。ただし、本色を「卵色」と呼ぶ場合もあり、クーピーペンシルの「たまごいろ」は本色に近い。
  • アイボリー - 長崎盛輝は本色の英名を「アイボリー」と紹介している。
  • 立川晴の輔 - 2024年4月より出演している「笑点」大喜利コーナー出演の際に着用する着物(色紋付)に採用された[1]

脚注 編集

  1. ^ 立川晴の輔の着物はクリーム(鳥の子)色 日テレ系「笑点」”. サンスポ. 産経新聞社 (2024年4月14日). 2024年4月14日閲覧。