1882年全米選手権 (テニス)
(1882年全米テニス選手権から転送)
1882年に行われた、第2回 全米選手権(だい2かいぜんべいせんしゅけん)に関する記事。アメリカ・ロードアイランド州ニューポート・カジノにて開催。
大会の流れ
編集- 第1回大会の1881年から1886年までは、男子シングルス・男子ダブルスの2部門がアメリカ・ロードアイランド州「ニューポート・カジノ」において実施された。1887年から女子シングルス、1889年から女子ダブルスが加わり、混合ダブルスは1892年から公式競技になった。
- 1881年から1967年まで、全米選手権は各部門が個別の名称を持ち、大会会場も別々のテニスクラブで開かれた。これが他の3つのテニス4大大会と大きく異なる点である。
- 男子シングルス 名称:全米シングルス選手権(U.S. National Singles Championship)
- 男子ダブルス 名称:全米ダブルス選手権(U.S. National Doubles Championship)
- 競技ルールは、ウィンブルドン選手権に準拠して実施された。ウィンブルドン選手権でも、1883年まではゲームカウント 5-5 になった時に次のゲームで勝敗を決めていたため「6-5」の試合結果が多く見られた。
- 初期の全米選手権のように、外国人出場者が少なかった時期は、地元アメリカ人選手の国籍表示を省略する。
大会経過
編集男子シングルス
編集準々決勝
- リチャード・シアーズ vs. ジェームズ・ランキン 6-0, 6-4
- クラレンス・クラーク vs. ジェームズ・ドワイト 不戦勝
- エドワード・グレイ 試合なし → 準決勝へ
準決勝
- リチャード・シアーズ 試合なし → 決勝へ
- クラレンス・クラーク vs. エドワード・グレイ 6-2, 6-2
(準決勝までは最大3セット・マッチ)
決勝戦の結果
編集- 男子シングルス:リチャード・シアーズ vs. クラレンス・クラーク 6-1, 6-4, 6-0 [決勝は最大5セット・マッチ]
- 男子ダブルス:リチャード・シアーズ&ジェームズ・ドワイト vs. クロフォード・ナイチンゲール&ジョージ・スミス 6-2, 6-4, 6-4
外部リンク
編集参考文献
編集- Roger M. Williams, “The U.S. Open: Game, Set, Unmatched”(全米オープン-ゲーム・セット・試合は続く) Time-Life Books, New York (1997) ISBN 0-7835-5260-2 各部門ごとの開催地について、本書の189ページを参照した。
- Lance Tingay, “100 Years of Wimbledon”(ウィンブルドンの100年史) Guinness Superlatives Ltd., London (1977) ISBN 0-900424-71-0 初期のテニス競技ルールについて、本書の26ページを参照した。
- Bud Collins, “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3
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