1956年のル・マン24時間レース
1956年のル・マン24時間レース | |||
前年: | 1955 | 翌年: | 1957 |
1956年のル・マン24時間レース(24 Heures du Mans 1956 )は、24回目[1]のル・マン24時間レースであり、1956年7月28日から7月29日にかけて[2]フランスのサルト・サーキットで行われた。
概要
編集1955年の大事故を受けて当初開催するかどうかで揉めたが、開催されることになった[2]。ピットエリアを改装[2]し、コースは13.492km/周[1][3]から13.461km/周[1][3]に短縮された。プロトタイプカーに排気量上限を2,500ccに設定[2]し、使用可能燃料の制限を設けるなど速度を抑制する規定が作られた[2]。これらのために開催は例年より遅れ[2]、スポーツカー選手権からも外された[2]。
ジャガー・Dタイプ4号車は最高速度252.455km/hを記録した[4]。
完走したのは11のメーカーの[4]14台[1][3]。レース途中で雨が降ったこともあり、ペースは前年を下回った[2]。
エキュリー・エコスチーム、ロン・フロックハート(Ron Flockhart )/ニニアン・サンダーソン(Ninian Sanderson )組[4][1][3]、市販型のジャガー・Dタイプ[1][4]4号車[4]が、24時間で4034.929km[1][4][3]を平均速度168.122km/h[1][4]で走って優勝、これでジャガーは4勝となった[4]。
出典
編集参考文献
編集- 『ルマン 伝統と日本チームの戦い』グランプリ出版 ISBN 4-87687-161-2
- ドミニク・パスカル著、日沖宗弘訳『ル・マンの英国車』ネコ・パブリッシング ISBN 4-87366-068-8
- 黒井尚志『ル・マン 偉大なる草レースの挑戦者たち』集英社 ISBN 4-08-780158-6