2-アラキドノイルグリセロール
内因性カンナビノイドの一つで、グリセロールの2位にアラキドン酸がエステル結合した構造をしている
2-アラキドノイルグリセロールとは、内因性カンナビノイドのひとつ。グリセロールの2位にアラキドン酸がエステル結合した構造をしている。アラキドン酸を側鎖に含むトリグリセリドやホスファチジルイノシトール、一部のリン脂質から誘導・生合成されていると考えられている。[1]
| 2-アラキドノイルグリセロール | |
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別称 2-アラキドニルグリセリド 2-アラキドニルグリセロール 2-アラキドノイルグリセリド 2-アラキドノイルグリセロール | |
| 略称 | 2-AG |
| 識別情報 | |
| PubChem | 5282280 |
| 日化辞番号 | J671.147B |
| KEGG | C13856 |
| 特性 | |
| 化学式 | C23H38O4 |
| モル質量 | 378.55 g mol−1 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
参考文献 編集
- 「内在性カンナビノイド受容体リガンド―アナンダミドと2-アラキドノイルグリセロール」『薬学雑誌』第126巻第2号、日本薬学会、2005年、doi:10.1248/yakushi.126.67。
- “２-アラキドノイルグリセロール：マリファナ受容体の内在性リガンド”. 生化学 79 (7). (2007).
- 脳科学辞典、エンドカンナビノイド
脚注 編集
- ^ “2-Arachidonoylglycerol: A signaling lipid with manifold actions in the brain”. Progress in Lipid Research 71: Fig.1. (2018). doi:10.1016/j.plipres.2018.05.002. PMID 29751000.