B-REVIEW(ビーレビュー)は、詩を主とした投稿・合評掲示板である。毎月選考委員らにより、ビーレビ杯と称し、月間B-REVIEW大賞並びに個人賞を選抜し顕彰される。また、一般参加者によるポイント、投票機能もある。参加費や参加資格はなし。通称ビーレビ

概要 編集

以下、B-REVIEWより引用。

─現代詩のフィールドにおいて唯一変化し続けるサイト─

B-REVIEWは2017年2月よりスタートした現代詩投稿-批評サイトです。進化をやめて滞りがちな現代詩のフィールドに位置しながらも絶えず変化を続けていく稀有な存在でもあります。 マナーが守られる場を作ろうとして発足したB-REVIEW1.0、全員キュレーター制を導入し選者と参加者の非相互性を解消したB-REVIEW2.0。そして今は、現代のネット様式に即したサイトデザインと、動画投稿や画像投稿といった今まで全く供給されてこなかったサービスを備えたB-REVIEW3.0であります。

なぜビーレビは変化を止めないのか。それは偏に詩がもっと読まれるものになってほしいという思いを運営者参加者共に持ち続けているからです。その作品が良いものであるならば、より多くの人に享受され影響を与えるようにしなくてはならない。多くの先人が取り組んできてそして上手くはいかなかった(または取り組もうとも思っていなかった)ことについて、B-REVIEWは果敢に挑み続けます。

あらゆる詩人の皆様方、これからもB-REVIEWで、B-REVIEWと共に、励んでいこうではありませんか。

2019年4月

沿革 編集

~2023 第8期運営のスタート 編集

第8期運営に過去の歴史の中で何度も規約違反によりレッドカードを出されている者(いわゆるBreviewに於ける荒らし)を任命した事、また権力を与えられてしまった当事者(いかいか)が反省の色を見せず、詩人とは到底思えぬ汚らしい言葉でユーザーを罵り煽り続け、詩壇を冒涜し続けた為に、多くの一般ユーザーから且つて無いほどの反発や失望の声が上がった。

長きに渡り守って来た「Breviewの魂」でもある「マナーガイドライン」を簡単に放棄した事で、著作権上も危機を感じたユーザーは作品を削除せざるを得ず、大賞受賞者はじめBreviewの多数のコアユーザーがBreviewを去る事になった。

2023年11月、一方的にガイドラインを放棄しレッドカードを反故にし、謝罪も対話も行われぬまま、歴史と理念を喪失したBreviewでは作品を消去という、「ネット上の焚書」が実施された。

これはインターネットに於ける新しい詩壇の確立を目指して歩みを続けてきたBreviewの歴史上、最低最悪の事件となった。

追記:上記の内容は Breview の「第8期運営方針」のコメントセクションを読むかぎり酷く偏った主張であることがわかる。また、いかいか氏についての記述や「ネット上の焚書」という記述にも曲解があり、「B-REVIEWから大事なお知らせ」で公開されている内容と違っている。これはウィキペディアの「すべての項目は、独自の研究を認めない方針に従う必要があり、正確となるよう努力しなければなりません」という趣旨に反しているため、後日「中立的な観点に基づいて」編集される可能性がある。

~2017 創設までの紆余曲折 編集

天才詩人の呼びかけに応じた発起人(当初)により、文学極道の作品を外部から批評する「bungokureview.wardpress.com」が開設(現在はサイトクローズ状態)。紆余曲折あり、詩その他テクスト形式の作品投稿サイトの創設に至る。開設年月は2017年2月。

現在の当サイト副題は「現代詩投稿=批評プラットフォーム」であるが、当初の草案では「現代詩&クリエイティブライティング投稿プラットフォーム」なる文面も存在したように、当サイトは「新しい文章の形」を模索しようとした形跡が多分にある。それは現在のガイドラインの冒頭「参加資格」の項にも見て取れる。

文学極道の派生を端緒とする事から当サイト名称「B-REVIEW」の「B」は文学極道を由来とするが、創設者の天才詩人曰く「文学極道に集ったメンバーによって立ち上げられたという記念碑的な『思い』をこめてはおりますが、”B”は『文字』『文学』『文化』とか、”A”(メインストリーム)ではなく”B”というオルタナティブを志向するという私なりの思考の表現でもあります。」と記述されてあり、別個の理念があることが伺える。

・当時の情勢とサイトコンセプト

当初の掲示板形式の現代詩投稿サイトが相当程度荒れていたことを踏まえ、「マナーガイドライン」と称したルールを制定。荒れる事や「批評」という言葉を笠に着た罵倒から脱却した状態での投稿=批評をめざした。罵倒酷評の否定の背景として、詩の投稿と合評を主とする場に生じる「ナワバリ意識」を否定すると語られており、言論レベルの向上と公共性の復権をサイトコンセプトとして掲げた。花緒の言によると「 『馴れ合い』と『場の荒廃』という、ありがちな2つの落とし穴のあいだの狭い隘路を上手く突破しようというプロジェクト 」であると述べられている。

運営 編集

第8期運営 編集

  • 天才詩人二世(代表)(別名:コーリャ/シリュウ)
  • ゼンメツ
  • 吸収
  • あやめ
  • いすき
  • 田中教平(旧名:田中恭平)
  • いかいか(別名:Ceremony)(2023.11勇退)
  • カオティクルConverge!!貴音(オブザーバー)
  • 妻咲邦香(オブザーバー)
  • 黒髪(オブザーバー)
  • 如月(オブザーバー)
  • 片々(選考委員)

第7期運営 編集

  • 三浦果実

第6期運営 編集

  • 沙一
  • 仁川路 朱鳥

第5期運営 編集

  • カオティクルConverge!!貴音
  • mmm 
  • yasu.na 

第4期運営 編集

  • ふじりゅう 
  • 帆場蔵人 
  • afterglow 
  • 新染因循 
  • 杜琴乃 

第3期運営 編集

  • 渡辺八畳(旧名:祝儀敷) 2018-08~2020-07
  • ふじりゅう 2019-06~2021-02
  • 帆場蔵人 2019-10~2021-03
  • afterglow 2019-10~2021-03
  • るるりら(別名:真清水るる)

第2期運営 編集

  • 渡辺八畳(旧名:祝儀敷) 
  • stereotype2085(別名:keisei.hhh) 
  • かるべまさひろ 

発起人 編集

  • 天才詩人(創設者・初代代表) 
  • 三浦果実
  • 花緒 
  • 百均 
  • コーリャ(別名:シリュウ) 

過去の関係者・選考委員など 編集

  • まりも
  • 夢沢那智(无、ペペロンチーニ夢沢)

歴代大賞受賞者/受賞作品 編集

2017年 編集

  • 2月  fujisaki fujisaki/いちごシロップ
  • 3月  渡辺八畳/夕陽に顔面
  • 4月  田中恭平/薄明
  • 5月  武田地球/新宿のシャンゼリゼでベトナムごっこをしたいだけ
  • 6月  右肩ヒサシ/故郷の河・東京・兄の内妻
  • 7月  なかたつ/縁
  • 8月  fiorina/広島
  • 9月  まりにゃん/道へ
  • 10月  湯煙/ミネラルショップの片隅で。
  • 11月  くつずりゆう/長いつき指
  • 12月  岡田直樹/ある朝にぼくは

2018年 編集

  • 1月    芦野 夕狩/letters
  • 2月  survof/僕の顔
  • 3月  蛾兆ボルカ/夜
  • 4月  武田地球/わたしは春虫   ※2回目の受賞
  • 5月  次郎/右利き
  • 6月  今田千代(イマラチオ)/イマラチオ
  • 7月  百均/惑星メメシス
  • 8月  クヮン・アイ・ユウ/Tender
  • 9月  survof/ストロボ   ※2回目の受賞
  • 10月  カオティクルConverge!!貴音さん/羽の日
  • 11月  渡辺八畳/たったひとりで伸びていったクレーンへと捧げる詩   ※2回目の受賞
  • 12月  蛾兆ボルカ/海猫   ※2回目の受賞

2019年 編集

  • 1月  エイクピア/地異ミコ
  • 2月  agath/ミラージュ
  • 5月  芦野 夕狩/神の庭   ※2回目の受賞
  • 10月  星空そとば/九月の終わりを生きる
  • 11月  survof/ある夕刻   ※3回目の受賞
  • 12月 たけだたもつ/稚内

2020年 編集

  • 1月  afterglow/メメント・モリ    
  • 1月  武田地球/死んだベテルギウス   ※3回目の受賞
  • 2月  あか/此岸彷徨
  • 3月  こうだたけみ/こっちにおいで
  • 4月  楽子/私の盗まれたバックあ赤かった
  • 5月  鈴木歯車/速さについて
  • 6月  &/排除
  • 7月  真清水るる/し
  • 8月  atsuchan69/パパの日曜日
  • 9月  パスワードを忘れ続ける/彼方からの手紙    
  • 9月  パワフルぽっぽ/ラブレター・トゥ・ミー
  • 10月  黎/点
  • 10月  武田地球/生きるためにパイを焼く      ※4回目の受賞
  • 11月  宵月/あなたとどんぐりとハナミズキの赤い実とわたし
  • 12月  なかたつ/打刻   ※2回目の受賞

2021年 編集

  • 1月  afterglow/クロソイド曲線   ※2回目の受賞
  • 2月    藤 一紀/立春の日に
  • 3月    鈴木夜道/〈安閑夜話〉 さようなら胃袋
  • 4月    武田地球/豆大福の日    ※5回目の受賞
  • 5月    暗谷時宗/じっちゃん。~ポエトリーリーディング~    
  • 5月  高代 あさ/花火
  • 6月    不変蟹藻/死ね、ニュートン
  • 7月    なないろ/わたしなりに
  • 8月    yamabito/七月の雨
  • 9月    中田満帆/the daydreaming in a young town
  • 10月  藤 一紀/丘の上の墓碑   ※2回目の受賞
  • 11月  新染因循/夜空のかたち
  • 12月  茉/平等

2022年 編集

  • 1月   うろたん颱風/Twitterによくいる下手くそな詩を書くおばさん     ※不変蟹藻と同一アカウント、2回目の受賞
  • 2月   ロンドン塔うろ子/すみません、ここは詩のサイトでしょうか?友人のスマホに残された詩を載せます。コピペがミスってたら申し訳ないです。友人は詩と言葉で、人の心を暖めたいといつも言っていました。   ※不変蟹藻・うろたん颱風と同一アカウント、3回目の受賞
  • 3月  橙色/ハッピーザーメンプログラム
  • 4月  てんま鱗子/芝生に入るべからず Keep off the grass.
  • 5月  ほば/ブランキーブランキーブランキー    
  • 5月  川﨑雄山/変光星    ※黎と同一アカウント、2回目の受賞    
  • 5月  川﨑雄山/雨の新訳   ※同上、3回目の受賞
  • 6月  てんま鱗子(揶白)/消えてほしい    ※2回目の受賞
  • 7月  ほば/旅する為の雑記帳    ※2回目の受賞    
  • 7月  深尾貞一郎/虫送り
  • 8月  鷹枕可/晩夏些事 薄楽/耳鳴り
  • 9月  カオティクルConverge!!貴音さん/しまい     ※2回目の受賞
  • 10月  空色のこころ/秋愁
  • 11月  武田地球/ライチと花    ※6回目の受賞
  • 12月  Snydam/体験記『呆気ない宣告』

2023年 編集

  • 1月  鱗子(揶白)/お前    ※3回目の受賞
  • 2月  黒髪/悲しみと苦しみを呪って
  • 3月  A・O・I/繭に成る。それが、だ
  • 3月  田中恭平new/ディストピアにあっても     ※2回目の受賞

システム 編集

ポイント制度 編集

以下の観点から、その詩の投稿者を除くユーザーが1タップ1ポイントで採点する。上限はなし。各観点の合計値が最も高い作品は、月期最大ポイント数作品として顕彰され、賞の最終選考の対象となる。

<叙情性> 深く感情に訴えかけてくるかどうか

<前衛性> 真新しい表現をしているかどうか

<可読性> 読者に無理を強いず自然に読ませられているかどうか

<エンタメ> 読んで純粋に楽しさを感じるかどうか

<技巧> 文学として詩作技術の水準が高いかどうか

<音韻> 詩文を音として読んだ際、また実際に音声にした際の出来がどうか (リーディングの要素もここで評価する)

<構成> 単語や連、文字などの配置が効果的かどうか (視覚詩・コンクリートポエムの要素もここで評価する)[1]

PV制度 編集

最も高い作品は、月期最大PV数作品として顕彰され、賞の最終選考の対象となる。

投票制度 編集

賞の選考に先立ち、「参加者全体投票」として、該当月の11日〜来月10日までの期間、掲示板トップに投票ボタンが設置され、リンク先のGoogleフォーム(要ログイン)において、一人あたり5作まで投票できる。批評文での投票は別カウントとするため、最高一人10作となる。投票された作品は最終選考の対象となる。投票は期限内であれば、一度投票しても変更可能。投票は批評文でもOKとする。批評文投稿時には「選評文」のタグをつける。こちらは投票作品上限に追加で5作まで投票可能(1批評文に1作まで)だが、批評文は後で変更することは出来ない。(ただ、批評文の内容が「この作品に投票します」などの致命的に簡易なものは不可とされる。)批評文の内容は最終選考会議の際の参考文献となる。また、得票数が最も多い作品は、月期最大投票数作品として顕彰される。

選考 編集

「参加者全体投票」と「選考委員会による最終選考」を経て、その月の受賞作が決定する。 最終選考では、毎月立ち上げられる最大5名の選考委員(運営最低1人+前の月の大賞受賞者(不可なら個人賞)+稀に外部委員)による議論を経て、受賞作が決定される。受賞作については、選考委員それぞれの簡易な選評(選ばれた理由)が載る。

選考結果は、アーカイブに作品が、フォーラムに選考文(詳細)が載る。また、選考委員によるそれぞれの「個人賞」、「最多投票作品」「それぞれの受賞作の選評文(簡易なもの、選ばれた理由)」「雑記」も付記される。

選考対象外について 編集

選考対象外にしたい作品は「ビーレビ杯不参加」のタグを付けられる。運営や選考委員の作品も選考対象となる。ビーレビに投稿された過去作を再度投稿された場合、その作品は対象外となる。その他、不正があった作品など諸事情ある作品は選考対象外とする。[2]

脚注 編集

外部サイト 編集