CFR-600は中国が開発したナトリウム冷却プール型高速炉原型炉で、福建省霞浦県の長表島で建設が進められている[1][2]中国核工業集団が進める第4世代原子炉の実証プロジェクトであり、霞浦高速炉パイロットプロジェクトとも呼ばれている[2]。2017年12月29日に着工し、熱出力1,500MWth、電気出力600MWを予定している[1][2]

CFR-600
(China Fast Reactor 600)
運用機関 中国核工業集団
設置場所 中華人民共和国の旗中華人民共和国
福建省 霞浦県
座標 北緯26度48分13秒 東経120度09分18秒 / 北緯26.80361度 東経120.15500度 / 26.80361; 120.15500座標: 北緯26度48分13秒 東経120度09分18秒 / 北緯26.80361度 東経120.15500度 / 26.80361; 120.15500
形式 高速増殖炉
出力 600MWe (1,500MWth)
技術仕様
燃料 UO2 (運転開始時)
MOX (通常運転時)
冷却 液体ナトリウム
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CFR-600は中国の閉じた核燃料サイクルを達成する計画の一部であり、高速炉技術は将来の中国の原子力利用における核心技術であるとみなされている。

より大規模な商業炉として、CFR-1000も計画されている[2]

同地には将来的に600MW高速炉1基の増設が計画されているほか、高温ガス炉 HTR-PM600 (600MW) 1基と、加圧水型軽水炉 CAP1000 (1000 MW) 4基の増設も提案されている[3]

2020年12月27日に2基目のCFR-600が建設工事を開始[4]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b CFR-600 (China Institute of Atomic Energy, China)”. IAEA. 16 January 2018閲覧。
  2. ^ a b c d “China begins building pilot fast reactor”. www.world-nuclear-news.org. http://www.world-nuclear-news.org/NN-China-begins-building-pilot-fast-reactor-2912174.html 16 January 2018閲覧。 
  3. ^ CCCC-FHDI wins bid for quot;feasibility study of offshore engineering of 600MW fast reactor nuclear power demonstration project in Xiapu, 12.03.2015. Accessed on 30.12.2017. (Archived Version on archive.is)
  4. ^ 中国が福建省で2基目のCFR-600高速中性子炉の建設を開始”. 電気事業連合会. 2021年2月12日閲覧。