Courier-MTA(クーリエエムティーエー、単にCourierと呼ばれる場合もある)は、メールサーバを構築する際に必要になるであろうSMTP/POP3/IMAP4などを軸に、電子メールを扱う上で必要と思われる機能を各種取りそろえたオープンソースの統合メール環境であり、POSIXの仕様に沿った環境であればOSを問わずに動作させることができる。

Courier
最新版
1.0.6 / 2019年1月30日 (2年前) (2019-01-30) [1]
最新評価版
1.0.6.20190203 / 2019年2月3日 (2年前) (2019-02-03) [1]
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS Unix系
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 メール転送エージェント
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org
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また、プロジェクトの巨大化によりMTAの範疇を大幅に超えたため、公式サイトも含め、「Courier Mail Server」という呼称が一般的となってきている。

概要編集

qmailが1.03を最後に更新されなくなっていたことをうけ、qmailの利用者が集まるコミュニティサイト上で、qmailの堅牢性と、より簡便なメールサーバを求める人々により開発が始まった。このため、Courier-MTAではMaildir形式のメールボックスや、インストール直後のオープンリレー禁止など、基本的な部分の多くにおいてqmailの実装方針に倣ったものとなっている。また、Courier-MTA標準の設定ファイルのほかに、qmailの設定ファイルである.qmail形式にも対応している。

Courier-MTAは、その名前に「MTA」と名乗っているが、メールフィルタリングを司るCourier-Maildropやメーリングリストを司るCourier-MLMを筆頭に、MUAであるテキストコンソール用のCourier-Coneやウェブメールを司るCourier-Webmailなど、電子メールというキーワードに関わるありとあらゆるものが一つに詰め込まれている。これらのプログラム群は単体での利用も可能であり、世間一般[誰?]ではIMAP4を司るCourier-IMAPのみが使われている場合が多い[要出典]

認証システム編集

各種電子メールプロトコルごとに独自のプログラムを個別に用意した場合などに煩雑になりがちな認証システムを一本化する目的で、各種認証システムへのラッパーとなるCourier-Authlibと、その中枢を担い、上位プログラムの統一された入り口となる「Courier-Authdaemon」というデーモンプログラムにより、Courier-MTAの認証システムは一元的に扱うことができる。認証に用いるアカウント情報保持には、独自形式のファイルを用いる方法の他にも、LDAPディレクトリサービスやBerkeley DB、MySQL、PostgreSQLといった各種データベースを用いるためのプラグインライブラリも標準で用意されており、これらを利用することで大規模なシステムにも簡便に対応可能である。

Courier Mail Serverのパッケージ構成物編集

Courier編集

コアパッケージ。

Courier Authentication Library編集

Courier authentication library
最新版
0.69.0 / 2018年9月13日 (2年前) (2018-09-13) [1]
最新評価版
0.69.0.20181018 / 2018年10月18日 (2年前) (2018-10-18) [1]
リポジトリ  
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org  
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通称Authlib。 Courierの認証を包括するラッパーライブラリ。 このライブラリのインターフェイスに併せた実体プラグインを用意することによって、非常に容易にMySQLやPostgreSQL、LDAPなどを認証バックエンドとすることができる。

Courier Unicode Library編集

Courier Unicode Library
最新版
2.1 / 2018年9月18日 (2年前) (2018-09-18) [1]
リポジトリ  
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org  
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Courier Analog編集

Courier-analog
最新版
0.17 / 2016年6月2日 (5年前) (2016-06-02) [1]
リポジトリ  
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org  
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メールの送受信ログを解析するソフトウェアである。

Courier-IMAP編集

Courier-IMAP
最新版
5.0.6 / 2019年1月30日 (2年前) (2019-01-30) [1]
リポジトリ  
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org  
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IMAP4サーバーである。

SqWebMail編集

SqWebMail
最新版
6.0.0 / 2018年9月13日 (2年前) (2018-09-13) [1]
リポジトリ  
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org  
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WebメールCGIである。 Apacheなどにホスティングして使用する。

maildrop編集

maildrop
最新版
3.0.0 / 2018年9月13日 (2年前) (2018-09-13) [1]
リポジトリ  
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org  
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メールフィルタリングを司るソフトウェア。

courier-sox編集

courier-sox
最新版
0.12 / 2013年10月6日 (7年前) (2013-10-06) [1]
最新評価版
0.12.20180428 / 2018年4月28日 (3年前) (2018-04-28) [1]
リポジトリ  
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org  
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Socks5プロクシクライアントを構築するためのライブラリ。 もともとはCourier本体がSocks5をサポートするために開発されたものだが、汎用性が極めて高いため単体パッケージとなった。

Cone編集

Cone
最新版
1.0 / 2018年9月13日 (2年前) (2018-09-13) [1]
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ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org  
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テキストベースの電子メールクライアント。 各種UNIXのコンソール上で動作する。

sysconftool編集

sysconftool
最新版
0.17 / 2013年8月25日 (7年前) (2013-08-25) [1]
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ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.courier-mta.org  
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脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m Courier Mail Server - latest releases”. 2019年3月9日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集