GE日立ニュークリア・エナジー
GE日立ニュークリア・エナジー(ジーイーひたちニュークリアエナジー、英: GE Hitachi Nuclear Energy)は、原子炉と原子力サービスを行う企業。2007年の6月に米国のゼネラル・エレクトリック社と日本の日立製作所の提携によって設立された。本社はノースカロライナ州ウィルミントン。なお、日本法人は日立GEニュークリア・エナジーとなっている[1]。
種類 | 私企業 |
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業種 | 原子力産業 |
設立 | 2007年6月 |
本社 | アメリカ合衆国ノースカロライナ州ウィルミントン |
事業地域 | 国際企業 |
主要人物 | キャロライン・レーダ(社長 and CEO) |
従業員数 | 3,000 |
親会社 |
GEベルノバ 日立製作所 |
ウェブサイト |
nuclear |
GE日立はGEと日立が6:4で株式を保有しており、日立GEは日立とGEが8:2の割合で株式を保有している[2]。
歴史
編集- 1955年 GEが原子力部門を設立。
- 1957年 GE初の民間財源の原子炉がヴァレシトス原子力センターで商用に電力を提供する。
- 1957年 日立が原子力開発部を設立。
- 1961年 日立の自社用の研究炉が完成。
- 1997年 GEと日立が提携。
- 1997年 改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の設計がNRCに認可される。
- 2005年 NRCに高経済性単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)の設計を提出。
- 2007年 設立。
原子炉
編集改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)は世界で最初に運用された軽水型の第3世代原子炉である。NRCはGE日立のABWR認可の更新のための請願を受理している[3]。
第3世代+級の原子炉設計である高経済性単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)は前向きな安全評価報告を受けており、2011年3月には最終設計認証を受け、2011年9月にはNRCのライセンスの取得が期待されている[4][5]。
また、液体ナトリウムを冷却材として使う第4世代原子炉、PRISM(Power Reactor Innovative Small Modular、革新型小型モジュール炉)を開発中である。
原子力サービス
編集原子炉の老朽化と世界的なエネルギー生産増加の要求に伴って、GE日立は原子炉の高性能化、出力増加、長寿命化に向けた広い範囲の様々なサービスを提案している。
燃料サービス
編集GE日立の燃料サイクル事業は、安定的な燃料生産を供給しており、世界の消費団体に向けてサービスを行っている。
関連項目
編集註
編集- ^ http://www.ge-energy.com/content/multimedia/_files/downloads/geh_glance.pdf
- ^ http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2012/03/0330d.html
- ^ http://federalregister.gov/a/2011-3734
- ^ “GE Hitachi Nuclear Energy’s ESBWR Reactor Design Receives NRC’s Final Design Approval, Clearing The Way For Global Sales”. The Street. (2011年3月9日) March 12, 2011閲覧。
- ^ http://www.nrc.gov/reactors/new-reactors/design-cert/esbwr/review-schedule.html