H2O (Webサーバ)

新世代のHTTPサーバ

H2Oは、フリーかつオープンソースWebサーバソフトウェアである。

H2O
作者
初版 2015年2月18日 (9年前) (2015-02-18)[1]
最新版
2.2.6[2] ウィキデータを編集 / 2019年8月13日 (4年前)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS Unix系
種別 Webサーバ
ライセンス MITライセンス
公式サイト h2o.examp1e.net ウィキデータを編集
テンプレートを表示

C言語で書かれており、MITライセンスの条件に基づいて配布されている。

概要 編集

HTTP/2TLSを前提として設計が行われており、優先度制御やサーバプッシュなどのHTTP/2の技術を最大限に活用することで、nginxなどの従来のWebサーバソフトウェアと比較して大幅に優れた処理速度を実現している[3]

特徴 編集

H2Oの主な特徴は下記の通りである[4]:

歴史 編集

H2Oは2014年7月DeNA社内のモバイルゲーム用サーバとして奥一穂を中心に開発が開始された[5]2014年12月に最初のバージョン (0.9.0) がリリースされ、HTTP/2の仕様が正式に承認された2015年2月に最初の安定版がリリースされた[6]

脚注 編集

  1. ^ Kazuho Oku (2015年2月19日). “H2O, the new HTTP server goes version 1.0.0 as HTTP/2 gets finalized”. Kazuho's Weblog. 2020年8月1日閲覧。
  2. ^ "Release 2.2.6"; 閲覧日: 2019年8月13日; 出版日: 2019年8月13日.
  3. ^ 原田美穂 (2015年12月8日). “Nginxより高速、HTTP/2サーバー「H2O」”. @IT. 2020年8月1日閲覧。
  4. ^ H2O - the optimized HTTP/2 server”. DeNA. 2020年8月1日閲覧。
  5. ^ Kazuho Oku (2015年1月27日). “H2O - making HTTP better”. SlideShare. 2020年8月1日閲覧。
  6. ^ Kazuho Oku (2016年2月5日). “ウェブを速くするためにDeNAがやっていること - HTTP/2と、さらにその先”. SlideShare. 2020年8月1日閲覧。

関連項目 編集

  • Fastly - H2Oの世界最大の利用者であり、奥一穂が2017年1月から所属している。

外部リンク 編集