I・餓男』(アイウエオボーイ)は、原作・小池一夫、作画・池上遼一(6巻まで。7巻のみ松久鷹人が作画を担当)による漫画作品。全7巻。

概要編集

男の復讐行を描いた作品。小池作品特有のダイナミックなストーリー展開と性描写が特徴。第1話の5ページ目(単行本だと1巻の7ページ目)で「エレクチオン」が登場する。

男組』と並ぶ池上遼一の出世作である。特に1巻と2巻、5巻と6巻の間で長期の休載を挟んだこともあって、池上の画力がとても上がっている。

何度かの連載誌の変更、連載中断、作品舞台の転換、作画者の変更を挟んだ末に連載が中断され、未完となった。なお、1982年より「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて、同じ池上・小池コンビで『I・餓男』とほぼ同じテーマの『傷追い人』を連載しており、こちらは完結させている。

あらすじ編集

書誌情報編集

1973年、「週刊現代」(講談社)にて連載開始。同年、「週刊現代」の別冊を経て独立創刊された「劇画ゲンダイ」に移籍。「劇画ゲンダイ」の休刊後、1975年から「GORO」(小学館)に連載され、途中2年の休載を挟み、連載再開後に1巻分を掲載したところで中断され、未完となった。

その後、作画を松久鷹人に代え、『COMIC劇画村塾』(スタジオ・シップ)に1984年6月号から1985年6月号まで掲載されたが、やはり未完となった。

最初に刊行された単行本(小池の会社であるスタジオ・シップから刊行された「劇画KING SERIES」)における巻数表記は、「<ア>」-「<カ>」(1巻-6巻に相当)、また原作・作画の代わりに「装弾:小池一雄 発射:池上遼一」と表記されている。その後、1984年に松久の作画分を含めた新装版が刊行され、こちらは巻数表記が「1-7」、また原作が小池一夫名義となっている。1984年版では松久の作画分に単行本未収録作品があったが、2000年に刊行された文庫版において全ての単行本未収録作品が収録され、こちらは全8巻。

『傷追い人』や『クライングフリーマン』で有名な池上・小池コンビの初期作品として何度か再版されているが、再販本には松久の作画分を収録しない版(全6巻相当)もある。