IBM 1050データ通信システムは通信機能をもった制御装置、プリンター、キーボード装置などからなるサブシステムで、オフライン・モードで他のIBM 1050と、またはオンライン・モードでIBM 1400IBM 7000IBM 7000 series)、システム/360シリーズなどのコンピューターとデータを送受信するもの。1963年にはじめて販売され、1960年代に多く使われた。.

概要編集

IBM 1050データ通信システムは1963年に販売されたもので、以下の装置から構成されている。

  • IBM 1051中央制御装置(Central Control Unit)
  • IBM 1052プリンター/キーボード装置(Printer/Keyboard)
  • IBM 1053コンソール・プリンター装置(Console Printer)
  • IBM 1054紙テープ読取り装置(Paper Tape Reader)
  • IBM 1055紙テープ穿孔装置(Paper Tape Punch)
  • IBM 1442カード読取り装置(Card Reader/Punch)
  • IBM 1092/1093プログラム・キーボード

IBM 1051が1台および他の装置が1台最低必要である。プリンターはIBMタイプライターのセレクトリック(Selectricタイプヘッドを使っている。

通信は非同期で、半二重、毎秒75または150ビット。通信回線接続には、 IBMライン・アダプター(IBM Line Adapter)などのモデムが必要である。新IBM非同期通信方式により、マルチポイント接続が可能になり、エラー回復、速度が改良されている(それまでの毎秒10文字が14.8文字に)。[1] IBM 1050データ通信システムはもともとIBMの米国ニューヨーク州エンディコット工場で開発・製造された[2]

IBM 1050は世界的に多く使われて、日本でもオフラインモードで鉄工所、自動車工場などの部署間連絡用に多く使われ、またオンラインモードでは1964年東京オリンピックで中央に設置されたIBM 1410-IBM 1440コンピューターと接続して競技結果の集計に使われたのがよく知られている。

IBM 1050はオランダアムステルダム大学,のコンピューター博物館に展示されている[3]

参照編集

参照項目編集