IT統制( - とうせい)は、内部統制のうち、情報システムに関連するもの。現代の企業活動にはコンピュータが欠かせないため、IT統制によって情報技術の適正な整備と運用が必要である。

概要 編集

IT統制は以下の3段階で構成される。

 1.IT全社的統制 (ちゃんと動く)

   情報システムが適正に構築され運用できるように、方針や計画、手続き、ルールなどを整備し、運用し、監視や改善がなされる。

 2.IT全般統制 (きちんと整備する)

   情報システムが常に適切に運用できる状態を維持し、実行する。具体的には通常のメンテナンスとともに、最新技術の動向を把握し、セキュリティに腐心する。

 3.IT業務処理統制 (適切に使う)

   適切な業務の遂行のために、情報システムを、正しいデータで、正しいユーザが、正しい使い方をする。具体的には、データチェック、アクセス権限管理、利用規約徹底などである。