Intel 8255 (またはi8255)プログラマブルペリフェラルインタフェース(PPI)チップは、Intel 8080マイクロプロセッサ用に1970年代前半にインテルによって開発および製造された。8255は、24本のパラレル入力/出力ラインにさまざまなプログラム可能な動作モードを持つ。

インテルD8255
i8255のピン配置

8255はMCS-85ファミリーで、8085および8086マイクロプロセッサとその後継[1]向けに設計された。最初は40ピンDIPで、その後44ピンPLCCパッケージで提供された[2]。それはデジタル処理システムにおいて広く利用された。

8255の機能は現在、大部分がより大きなVLSI処理チップにサブ機能として組み込まれている。8255のCMOSバージョンはまだルネサスによって作られている[3]が、主にマイクロコントローラのI/Oを拡張するために使われる。

応用 編集

8255は、SV-328やすべてのMSXモデルなど、多くのマイクロコンピュータ/マイクロコントローラシステムや家庭用コンピュータで広く使用されていた。8255は、N8VEMなどの数多くの自作コンピュータと共に、オリジナルのIBM-PC[4]、PC/XT、PC/jr、およびクローンで使用された。

脚注 編集

  1. ^ R Theagarajan (1 January 2004). Microprocessor And Its Applications. New Age International. pp. 165–. ISBN 978-81-224-1040-2. https://books.google.com/books?id=s2lu185uLu4C&pg=PA165 2012年6月3日閲覧。 
  2. ^ Embedded Systems Programming. Miller Freeman Publications. (July 1996). p. 256. https://books.google.com/books?id=oaYrAQAAMAAJ 2012年6月3日閲覧。 
  3. ^ Product page for the 82C55A”. Renesas Electronics. 2018年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月6日閲覧。
  4. ^ Robert Jourdain (1986). Programmer's problem solver for the IBM PC, XT, & AT. Brady Communications Co.. p. 3. https://books.google.com/books?id=AdRQAAAAYAAJ 2012年6月3日閲覧。 

外部リンク 編集