ジェネイ・アイコ

Jhene Aikoから転送)

ジェネイ・アイコJhené Aiko、本名: Jhené Aiko Efuru Chilombo、1988年3月16日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のシンガーソングライターR&Bミュージシャン

Jhené Aiko
Jhené Aiko 2016年
基本情報
出生名 Jhené Aiko Efuru Chilombo
生誕 (1988-03-16) 1988年3月16日(36歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル
職業
  • 歌手
  • ソングライター
担当楽器 ヴォーカル
活動期間 2002年 -
レーベル
共同作業者
子供 1人
公式サイト www.jheneaiko.com

R&BグループB2Kのミュージックビデオに出演するなど、子供の頃から音楽活動を開始しメジャー・アーティストと共演を果たす[1]。2003年にはデビューアルバムの予定もあったが教育を受けるためレーベルを離れ、2011年にミックステープ『Sailing Soul(s)』をリリースし音楽活動へ復帰、Def Jam Recordingsと契約した[2]。その後ビッグ・ショーンの「Beware」や、オマリオンの「Post to Be」など客演で参加した楽曲がヒット。2014年にメジャーデビューアルバム『Souled Out』をリリースする。 2017年には2作目のアルバム『Trip』、 2020年には3作目『Chilombo』をリリースした[3]

来歴 編集

 
ライブでのJhene Aiko(2013年)

1988年3月16日、ジェネイ・アイコはロサンゼルスで生まれた。母はスペイン系、ドミニカ系、日系人で、父はネイティブアメリカン、アフリカ系アメリカ人、ドイツ系アメリカ人であるが、両親は後に離婚している[4]。また、姉はR&B歌手のMila J.である[5]。家族は南ロサンゼルスに住んでいたが、彼女が7歳の時に家が全焼した。その後はビュー・パーク・ウィンザー・ヒルズ、ボールドウィン・ヒルズ、ラデラハイツ周辺のスラウソン・アベニューの近くに引っ越し、高校まではホームスクールに通っていた[6]

ジェネイ・アイコは、クリス・ストークスのThe Ultimate Groupと契約しながら、2002年にB2Kからリリースされたいくつかの作品にボーカルで参加し、音楽のキャリアをスタートさせた[7]。この間、彼女はB2KのラッパーであるLil' Fizzのいとことして知られていたが、実際には彼とは血縁関係はなくマーケティングの一環としての設定だった[8]。しかしジェネイ・アイコは実際に家族のように親しかったと後に語っている[9]。2003年にはソロデビューアルバム「My Name Is Jhené」をSony、The Ultimate Group、Epicからリリースする予定だったが、Epicがリリースに慎重になったため、最終的にジェネイ・アイコはレーベルからの解雇を求めた[10]。その後、彼女は教育を続けるために上記のレーベルを離脱した[11]

2007年には音楽活動に復帰し、カリフォルニア州カルバーシティでボーカルレッスンを受けていたが、妊娠を機に再び音楽活動を辞め、娘を出産した[12]

2011年にミックステープ『Sailing Soul(s)』をリリースし音楽活動へ復帰し、Def Jam Recordingsと契約する[2]

2013年11月12日、EP『Sail Out』をリリースし、Billboard 200で8位を記録する[13]。その後、ビッグ・ショーンの「Beware」や、オマリオンの「Post to Be」など客演で参加した楽曲がヒットする。

2014年9月9日にはメジャーデビューアルバム『Souled Out』をリリースする。アルバムはBillboard 200で最高3位を記録した[13]第57回グラミー賞ではEP『Sail Out』が最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞に、楽曲「The Worst」が最優秀R&Bソングに、楽曲「Blak Majik」が最優秀ラップ/サング・コラボレーションにノミネートされた[14]

2017年9月22日、2作目のアルバム『Trip』をリリースし、全米5位を記録する[3]

2020年3月6日、3作目のアルバム『Chilombo』をリリースし、全米2位を記録した[3]

人物 編集

 
ライブでのJhene Aiko(2015年)

ジェネイ・アイコは16歳のときに福音派ペンテコステ派のフースクエア教会で洗礼を受けている。

2005年から2008年までアメリカのR&B歌手O'Ryanと交際。2008年11月19日、20歳の時にO'Ryanとの間に娘を出産した[15]

2013年8月27日、姉と娘、娘の父のO'Ryanと一緒にロサンゼルスで交通事故に遭い手首の骨折、歯の欠損、あごを縫うなどの怪我を負った。娘はこの事故で無傷だった[16]

2016年3月16日、ジェネイ・アイコはOladipo "Dot da Genius" Omishoreと結婚していることを明かした。しかしその後、離婚を申請し2017年10月に離婚が確定した[17]

2016年からはビッグ・ショーンとの交際を開始、2018年12月中旬に2人は別れたと報じられた[18]。ビッグ・ショーンは楽曲「Deep Reverence」の中で、2人の子供が流産したことを明かしている[19]

ディスコグラフィ 編集

スタジオ・アルバム

  • Souled Out (2014年)
  • Trip (2017年)
  • Chilombo (2020年)

受賞歴 編集

脚注 編集

  1. ^ BIOGRAPHY - ジェネイ・アイコ | Jhené Aiko”. ジェネイ・アイコ. 2020年11月24日閲覧。
  2. ^ a b Def Jam Signs 'Sailing Souls' Artist Jhene Aiko” (英語). Singersroom.com (2011年12月18日). 2020年11月24日閲覧。
  3. ^ a b c Jhené Aiko Releases Surprise Album Trip” (英語). The FADER. 2020年11月24日閲覧。
  4. ^ Kayki. “KayKi Speaks with Jhene Aiko About New Sailing Souls Mixtape!”. KayKiSpeaks.com. 2020年11月24日閲覧。
  5. ^ Mila J Talks New Album, New Deal & Little Sis Jhene Aiko” (英語). Vibe (2014年7月10日). 2020年11月24日閲覧。
  6. ^ Src='https://Www.gravatar.com/Avatar/D41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e?s=80, <img Class='guest_author_avatar Avatar' Style='width:20px;height:20px' (2012年11月30日). “Jhene Aiko Wins With the Hand She's Dealt” (英語). LA Weekly. 2020年11月24日閲覧。
  7. ^ Jhene Aiko Reveals Why She Left Chris Stokes’ Label & Her New Album (DETAILS) | Global Grind”. web.archive.org (2016年3月5日). 2020年11月24日閲覧。
  8. ^ The Vixen Q And A: Jhene Aíko Talks 'Sailing Soul(s),' Explains Relationship With B2K & Chris Stokes + Plots To Save The World | Vibe”. web.archive.org (2012年8月13日). 2020年11月24日閲覧。
  9. ^ The Reddlipstick Blog: Reddlipstick Profiles: Interview with Jhene' Aiko”. web.archive.org (2012年3月28日). 2020年11月24日閲覧。
  10. ^ The Vixen Q And A: Jhene Aíko Talks 'Sailing Soul(s),' Explains Relationship With B2K & Chris Stokes + Plots To Save The World | Vibe”. web.archive.org (2012年8月13日). 2020年11月24日閲覧。
  11. ^ theKNOWnameblog INTERVIEW: The Sailing Soul Jhene Aiko”. web.archive.org (2014年11月2日). 2020年11月24日閲覧。
  12. ^ Src='http://Www.gravatar.com/Avatar/D41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e?s=80, <img Class='guest_author_avatar Avatar' Style='width:20px;height:20px' (2012年11月30日). “Jhene Aiko Wins With the Hand She's Dealt” (英語). LA Weekly. 2020年11月24日閲覧。
  13. ^ a b Jhene Aiko”. Billboard. 2020年11月24日閲覧。
  14. ^ “Kendrick Lamar, Drake, Jhené Aiko & More Score Big With A Bevy Of 2015 Grammy Nominations” (英語). Okayplayer. (2014年11月24日). http://www.okayplayer.com/news/grammys-announcement-kendrick-drake-jhene-aiko.html 2020年11月24日閲覧。 
  15. ^ Jhene Have a Baby girl | ULTIMATE-JHENE.COM”. web.archive.org (2013年10月17日). 2020年11月24日閲覧。
  16. ^ Jhené Aiko Injured in Car Accident” (英語). Rap-Up. 2020年11月24日閲覧。
  17. ^ Jhene Aiko, Big Sean's Girlfriend, Divorce Final” (英語). TMZ. 2020年11月24日閲覧。
  18. ^ Jhene Aiko Sends Love to Ex Big Sean: 'Imma Always Have Ur Back'” (英語). Billboard. 2020年11月24日閲覧。
  19. ^ Jones, Jiggy (2020年8月25日). “The Source |Big Sean Reveals Jhene Aiko Suffered a Miscarriage In New Single 'Deep Reverence'” (英語). The Source. 2020年11月24日閲覧。

外部リンク 編集