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Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』(ジャスティ×ナスティ 〜まおうはじめました〜)はWhirlpoolより2012年12月21日に発売されたWindows専用の18禁恋愛アドベンチャーゲームである。萌えゲーアワード2013では主題歌賞・金賞を受賞した[6]2015年3月26日にはPlayStation Vita版が発売された。

Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜
対応機種

Microsoft Windows XP/Vista/7[1]

PlayStation Vita
開発元 Whirlpool[2]
発売元 株式会社インフェルノ[2]
プロデューサー[2]
ディレクター ミドルリバー[2]
キャラクターデザイン 水鏡まみず[2]
シナリオ 木村ころや[2]
音楽 SoundDrive (BGM)[2]
オープニングテーマ LOVE ADVENTURE[2]
エンディングテーマ Forever! Never stop!![2]
ジャンル AVG[1]
発売日

2012年12月21日 (PC)[3]

2015年3月26日 (PS Vita)[4]
レイティング

18禁 (PC)[3]

CEROC(15才以上対象) (PS Vita)[4]
コンテンツアイコン セクシャル (PS Vita)[4]
キャラクター名設定 不可[5]
エンディング数 5[3]
メディア

DVD (PC)[1]

PS Vitaカード (PS Vita)[4]
ディスクレス起動[5]
画面サイズ 1280*720[1]
キャラクターボイス 主人公以外フルボイス[5]
CGモード あり[5]
音楽モード あり[5]
回想モード あり[5]
メッセージスキップ あり[5]
オートモード あり[5]

目次

ゲームシステム編集

本作は恋愛アドベンチャーゲームであり、主人公である神威 清春(かむい きよはる)の視点から紡がれる文章をプレイヤーは読み進めていく。文章は小説のように地の文と会話文から構成される。ゲームを進めていくことでプレイヤーは特別なCGを閲覧できる。本作にはCGやBGMを鑑賞できる機能が搭載されており[5]、ゲームを1回以上クリアするとこの機能を使用出来るようになる。

本作は選んだ選択肢により異なった結末に向かって物語が進むゲームである。ゲームを進めていくとある時点でゲームが中断し、選択肢が表示される。選んだ選択肢によって物語の道筋が変わり、ある特定の結末に物語が進む。本作の物語には主に5つの道筋があり、それぞれの物語で1人の少女の話が展開する。全ての物語を読むには、ゲームを複数回やり直して違う選択肢を選んで違う道筋に進む必要がある[3]

本作にはTIPSという名の辞典が搭載されている[7]。プレイヤーがゲーム内で新しい用語に遭遇する度にTIPSにその用語が登録される。プレイヤーはTIPSを開くことで、作中で登場した用語の解説を読むことが出来る[7]

あらすじ編集

物語の舞台は創聖造魔学園という、勇者や魔王を育てる学園である。この学園は、勇者や魔法使いなどの正義の使者を育てる創聖学園と、魔王やその配下を育てる造魔学園が少子化を理由に合併したことで設立された。勇者側と魔王側の生徒が同居することもあり、生徒間の諍いは絶えない。そのため学園ではガス抜きのため、生徒が創聖側・造魔側の両陣営に分かれて勝負する、ジャスティ×ナスティ(通称ジャスナス)というイベントが行われている[8]

本作の主人公である神威清春は、父親に強制されて魔王候補生として創聖造魔学園に編入する[8]。そこで清春は5人のヒロイン達と仲を深めていき、やがて1人のヒロインと恋に落ちる。主人公とヒロインが付き合い始めた後、学園で行われるジャスナスというイベントにて二人が至難を乗り越えるというのが本作の大まかな流れである。

登場人物編集

本作ではメインキャラクターとして、主人公の他に5人のヒロイン——小野瀬 真奈(おのせ まな)・黒木 霧江(くろき きりえ)・神威 みかる(かむい みかる)・加賀美 響(かがみ ひびき)・大槻 果林(おおつき かりん)——が登場する。この他に登場するサブキャラクターを含め、どの登場人物も特殊な能力または武器を持つ。例えば、主人公である清春は動物と会話することができ[9]、物語上で様々な刃を生成出来る刀を手に入れる[8]。5人のヒロインも同様に固有の能力と武器を持つが、詳細は各個別ルートのあらすじで述べる。

本作では4人のサブキャラクターが登場する。清春の友人である木崎 純(きさき じゅん)は底抜けの馬鹿と称される性格で[10]、戦いの際には毒を扱う[11]。清春の父・神威 権三郎は学園にて摩天楼仮面オペラという仮面の男を演じ、秘密裏に学園長も務めている[12]。権三郎は大剣を扱い、雷を操るという能力を持つ[13]。もう一人の学園長である天空城 流比寿(てんくうじょう るびす)は時間を操る能力を持ち、武器として針と糸を扱う[14]。創聖造魔学園の教師である松原 紫苑(まつばら しおん)は大雑把で酒好きという性格であり[15]、空間干渉を行える武器を扱う[16]。上記サブキャラクターは各ルートにおいて清春達の前に立ちはだかることになる。

小野瀬真奈ルート編集

小野瀬真奈は創聖側の勇者科に通う少女である。正義感が強い少女であり、剣を生み出す能力を持つ[17]。清春はそんな真奈と共に依頼を受けて人命救助などに取り組む。徐々に清春は真奈と仲を深めていき、やがて真奈から勇者になる決意をした理由を聞かされる。幼い頃に真奈は強盗に人質に取られたことがあった。強盗から勇者に助けられたことをきっかけに真奈は勇者を目指すことにしたのだった。真奈は清春に対し、勇者になることを勧誘する。後に清春は勇者の凄さと真奈の凄さを理解したと述べ、真奈に告白をする。真奈はそれを受け入れ二人は付き合い始める[18]

やがて真奈は恋人が出来たことに浮かれてしまい、ライバルである霧江と勝負した際にはあっさりと負けてしまう。真奈はジャスナスにて霧江にリベンジすることを心に誓う。ジャスナス当日、創聖側・造魔側の決着は両者の代表である真奈と霧江の勝負に委ねられる。勝負中、霧江が事故に巻き込まれそうになるも、それにいち早く気が付いた真奈は霧江を助ける。助けられたことを知った霧江は自ら敗北を宣言する。二人の勝負後、清春達は勝者への褒美として創聖側の学園長への挑戦権を与えられる。清春達は協力して学園長に挑み、清春と真奈の能力により見事に学園長を退ける。その後に学園は変わらず平和だという後日談が語られ、真奈ルートは幕を閉じる[14]

黒木霧江ルート編集

黒木霧江は造魔側の魔剣士科に通う少女である。正義を掲げる真奈を鬱陶しく感じており彼女とは諍いが絶えない[19]。霧江は人の精神を疲弊させる鎌を武器として使用し[20]、幻覚を見せる霧を出す能力を持つ[21]。清春はそんな霧江と親しくなっていき、やがて彼女が悪を演じる理由を打ち明けられる。霧江は正義と悪という概念は絶対的なものではなく、状況によってどちらにも転びうるという考えを持っていた。悪がいないと正義は成り立たないと幼い頃に悟り、霧江は悪を演じるようになったという。不真面目に見える霧江にも確固たる考えがあると感じた清春は、彼女を支えたいと考えるようになる。清春は霧江に告白を行い、霧江もそれを受け入れる。こうして二人は付き合い始める[22]

ジャスナス当日、創聖側と造魔側の両軍は様々な策を弄して互いを出し抜こうとする。清春達が所属する造魔側の作戦勝ちにより、創聖側は戦略的撤退を余儀なくされる。両軍の決着は、代表者である霧江と真奈の勝負に委ねられる。霧江は真奈を下し、ジャスナスは造魔側の勝利に終わる。その後、清春達は造魔側の学園長と対決し、清春と霧江の協力により学園長を退ける。ジャスナス終了後、創聖造魔学園には学生会が組織され、創聖側と造魔側の生徒が協力するようになる。清春と霧江は共に学園内のトラブル対処に奔走する。こうして黒木霧江ルートは幕を閉じる[13]

神威みかるルート編集

神威みかるは清春の義妹であり、創聖側の賢者科に通う少女である[23]。争いが嫌いな性格であり[23]、発動するとランダムで様々な現象を引き起こす能力を持つ[24]。この能力は制御不能で、災害も引き起こしかねないという欠点がある[24]。清春は学園でみかるに再会した[8]後、みかるが神威家に引き取られた理由が気になり出す。清春が父親にそれを尋ねると、父親はみかるの能力が引き起こした事故により彼女の両親が死亡したという質の悪い冗談を口にする。盗み聞きしていたみかるは冗談を真に受けるが、清春によって慰められる。みかるを慰める過程で清春は彼女から告白を受け、清春もみかるに恋心を打ち明ける。こうして二人は相思相愛であることを確認し付き合い始める[25]

一方学園ではジャスナスの準備が進んでいく。話し合いで争いは解決出来るという思想の持ち主であるみかるは、清春と共にジャスナスの中止に向けて奔走する。その一案として清春達は第三者の解放軍を組織する。ジャスナス当日、みかるは創聖側・造魔側の大将格である真奈・霧江に対し説得を試みるも失敗する。その後、みかるは能力を発動させ、災害を起こして無理矢理に争いを止めることに成功する。後日、創聖と造魔の交流のため、みかるは創聖造魔和睦委員会を立ち上げる。清春とみかるは学生達の下へ足繁く通い、交流会への参加を募っていく。こうしてみかるルートは幕を閉じる[26]

加賀美響ルート編集

加賀美響は造魔側の魔界魔道士科に通う少女である。みかるの友人であり[27]、瞬間移動する能力や他人を言霊で操る能力を持つ[28]。響は言霊の能力を上手く制御出来ないため、失言しないように人とあまり話さないことを心掛けていた。清春はそんな響を変えてあげたいと思うようになる。清春は能力を恐れる必要はないと響を諭し、説得のために勝負を持ち掛ける。それは言霊を使用しつつ逃げる響を清春が捕まえたら勝ちという勝負であった。勝負中に清春は響の言霊による命令に抗い、見事にそれを打ち破る。清春は響に対し能力を恐れる必要はないと再び諭し、同時に響へ告白を行う。響はそれを受け入れ、二人は付き合い始める[29]

争いを嫌うみかるに触発され、清春と響はジャスナスを中止する方法を考える。響は大勢の学生に言霊を使うことでジャスナスを中止させる案を思い付く。清春達は大勢の学生を一度に集める方策として、ジャスナスの前日にミュージカルを上演することを決める。清春達がミュージカルの準備を進めていく中、呪われたアイテムの影響により暴動が生じてしまう。清春達は響の言霊を用いて暴動を鎮めることを画策する。響の声が出なくなるというアクシデントを乗り越え、清春達は響の歌声を暴徒達に聞かせることに成功する。暴動の終結後、響の歌声は学園内で評判となり、ジャスナスを中止してミュージカルが開かれる。ミュージカルの上演から2週間後、響は大層人気者となり、学園ではトラブルがほとんど生じなくなる。清春と響が喧騒から離れ、静かに二人きりの時間を過ごす場面で加賀美響ルートは幕を閉じる[30]

大槻果林ルート編集

大槻果林は創聖側の戦士科に通う少女である。大和撫子然とした雰囲気を持ち、異様な怪力を発揮する能力を持つ[31]。創聖造魔学園に編入した清春は偶然に果林の着替え姿を覗いてしまう。「裸を見られたものに嫁ぐべし。嫁げぬ場合は殺めるべし」という家訓を持つ果林は清春に何度も結婚を迫ることになる[8]。清春は結婚を迫る果林に対し交際から始めることを提案し、二人は付き合い始める。ある日、二人が洞窟に赴くと内部で落盤が生じてしまう。怪我を負った果林は家訓とは関係なく清春のことが好きだと吐露し、清春に一人で洞窟を出ることを勧める。清春は意識を失った果林を背負い、洞窟を自力で脱出する。意識を取り戻した果林に対し清春は自身の想いを伝え、二人は晴れて相思相愛になる[32]

後日、清春は果林の両親と面会する。清春は果林の父親から、学園で最も強くなり娘に相応しいことを示すよう求められる。その後、清春はジャスナスにて創聖側・造魔側の実力者である真奈・霧江と対決する。清春は果林と協力して二人を退けるも、さらに友人である純と教師である紫苑と戦うことになる。清春と果林は自分達の真の能力に気が付き、その能力を用いて二人を倒す。こうして清春達は学園で最も強いことを示し、二人の結婚について果林の両親から了承を得る。その後、二人が気球に乗って新婚旅行へ出発するシーンで果林ルートは幕を閉じる[11]

開発編集

スタッフ・キャスト編集

キャスト[2]
役名 声優
小野瀬真奈 桐谷華
黒木霧江 青山ゆかり
神威みかる 夏野こおり
加賀美響 桜川未央
大槻果林 遠野そよぎ
木崎純 城樹翔
神威権三郎 黒木大
天空城流比寿 青葉りんご
松原紫苑 一色ヒカル

『Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』はWhirlpoolによって企画・制作が行われ、株式会社インフェルノによって販売された。プロデューサー・ディレクターはそれぞれ也・ミドルリバーが担当し、シナリオは木村ころやが担当した。広報・営業はアラガーが担当した。登場人物のデザイン・原画は水鏡まみずが、SD原画とその彩色はれとまクロが担当した。背景原画はnikuyasan、株式会社キューン・プラント、そして外注スタッフの池田祐輔・平澤晃弘によって描かれた。BGMはSoundDriveが、動画は葵乙夜(Mju:z)が制作した。音声収録およびキャスティングは株式会社キューブが担当した[2]。本作のキャストは右記表の通り。

本作にはオープニングテーマ・エンディングテーマとしてそれぞれ「LOVE ADVENTURE」・「Forever! Never stop!!」という歌謡曲があり、作中では演出としてBGMが流れる。オープニングテーマである「LOVE ADVENTURE」は作詞をSugarLover、作編曲を山口朗彦、ボーカルをNANAが担当した。エンディングテーマである「Forever! Never stop!!」は作詞をSugarLover、作曲を斎藤悠弥、編曲を斎藤悠弥・宝野聡史、ボーカルをバルが担当した[2]

開発チームの結成編集

『Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』はWhirlpool内の水鏡まみずが所属する開発チームによって制作された。Whirlpoolにはこれまで、ブランド設立時から原画家を務めるてんまそが所属する開発チームしかなかったが、本作において水鏡の開発チームが新設された。水鏡は元々はWhirlpoolのCGチーフであり、入社時から他のスタッフに対し原画を担当したいと述べていた。水鏡はWhirlpoolから出される様々な課題を達成していき、2008年12月には『メリ☆クリ』にて初めてアダルトゲームの原画を担当することになった。ただしこのときは実験的な性格が強く、ユーザーの反応をダイレクトに見たいということからコミケと通販のみので販売が行われた[5]

本作のプロデューサーである也によれば、このとき作られた『メリ☆クリ』はユーザーから期待通りの反応を受けたという。また、次作である『ねこ☆こい!』も好評であったため、『Lunaris Filia 〜キスと契約と真紅の瞳〜』という作品を経た後に本作において開発チームを新たに設立した[5]。なお、新設された水鏡の開発チームと従来からあるてんまその開発チームは、前者がハイテンションコメディを中心としたライト路線、後者がストーリー性を重視した正統派路線が特徴であると後に指摘されるようになる[33]

制作意図・特徴編集

プロデューサーの也によれば『Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』は壮大なRPGごっこのゲームである。作中では勇者側・魔王側の学生が登場し、両陣営に分かれて対立する。学園内には建設・建築科[34]といった学科も存在し、こうした学科の生徒がダンジョンを建設したり城壁を修復したりする姿も描かれる。也はRPGゲームを遊んでいても普段は意識されない裏方作業を作中で描くことが面白さに繋がるのではないかと語る[5]

本作ではテーマとして正義と悪が取り上げられた。しかし内容が重い訳ではなく、シナリオを担当した木村ころやによれば「からあげにレモンをかけるのは正義か悪か」といった程度の軽いノリだという[35]。作中では勇者側と魔王側が対決するジャスティ×ナスティというイベントが行われるが、ここで描かれる戦いも殺し合いのようなものではなく、競技性の強いものである。また、作品のコンセプトはRPGにおける裏方作業を取り上げながら、勇者側・魔王側の対立を描くことだとされる[5]

本作を制作するに当たり、Whirlpoolはナンセンスを含めたギャグを得意とする木村をシナリオライターに起用した。本作において木村はスタート時からテンションを上げるようにシナリオを書き、ギャグやノリの良さで物語を進行させるように構成した。これにより、也によれば本作は当時のWhirlpoolの作品の中で最もテンションが高い作品になったという。本作ではこうしてノリを重視した結果として短い台詞が多くなり、ボイス数が多い作品になったと広報・営業担当のアラガーは語っている[5]

キャラクターデザイン編集

5人のメインヒロインは『DENGEKI HIME』2012年9月号においてキャラクターデザインの経緯が明かされている。真奈は「なんとなく、お高くとまってそうな感じ」にデザインされた。デザインに勇者らしさを反映するべく、真奈の髪には剣型のヘアピンが付けられている。霧江は「やる気なさそうなんだけど、清潔感のある感じ」というコンセプトでデザインされた。他にもスレンダーという指示があり水鏡はそれに従ったが、心なしか細くし過ぎたかもしれないと水鏡は語っている。みかるはポニーテールという指示の下、各種服装や装飾に「痛かわいい」感じが出るようにデザインされた。響はふわっとした髪型がデザインに採用された後、それだけでは少し物足りないと感じた水鏡により新たに髪飾りが付け加えられた。果林は泣きぼくろを持つ黒髪ロングのヒロインとしてデザインされた。水鏡は果林の私服のデザインは上手く仕上げられ、個人的にかなり気に入っていると語っている[35]

反響編集

売り上げ編集

『Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』は発売月(2012年12月)の売り上げランキングにおいて、『Getchu.com』『PCpress』の集計にて2位を獲得した[36][37]。『PCpress』によれば本作は発売直前に人気が集まり、いくつかの店舗で品切れになったという。出荷数がより多く品切れを生じさせなければもう少し販売本数が増えただろうと『PCpress』はコメントしている[37]。翌月(2013年1月)の売り上げランキングでは、『Getchu.com』『PCpress』の集計にてそれぞれ21位[38]・37位[37]を獲得した。2012年の美少女ゲーム年間売り上げランキングでは『Getchu.com』による集計で25位を獲得した[39]。なお、上記ランキングにおいて販売本数は明かされていない。

『ファミ通ゲーム白書2016』によれば、『Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』のPS Vita版は発売日である2015年3月26日から2015年12月27日までの間に3,318本販売され、2015年期の販売ランキングでは697位であった[40]。『2016ゲーム産業白書』によれば、同作は発売日の週に2,052本、発売日から2016年1月3日までの間に3,209本販売され、2015年期の販売ランキングでは714位であった[41]

人気投票編集

『Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』は発売月(2012年12月)に出た美少女ゲームを対象とする『Getchu.com』が集計した人気投票において3位に選ばれた[42]。同じく『Getchu.com』の「美少女ゲーム大賞2012」において本作は総合部門で16位[43]、システム部門で8位[44]、グラフィック部門で9位[45]、ミュージック部門で16位[46]、ムービー部門で8位[47]に選ばれた。一方、シナリオ部門・エロ部門ではランキング圏外であった[48][49]。キャラクター部門においては本作の登場人物である神威みかるが18位に選ばれた[50]

『TECH GIAN』や『BugBug』でも『Getchu.com』と同様に2012年に発売された美少女ゲームを対象とする人気投票企画が実施されたが、本作は両誌においていずれの部門でもランキング圏外であった[51][52]

受賞歴・批評編集

『萌えゲーアワード2013』では主題歌賞・金賞を受賞した。Game-Styleの初代編集長である齋藤大祐は、講評として「オープニングテーマ「LOVE ADVENTURE」はNANAさんの歌唱とSugarLoverさんの歌詞が非常に調和が取れており、ノリの良い曲の力も得て、オープニングにピッタリな楽曲に仕上がっています。ただ、楽曲の作りがOP・EDともに定番のコード進行や歌い方などで、萌えゲー特有の楽曲にしてはオーソドックス過ぎるきらいもありました」と述べた[6]

ファミ通』2015年4月2・9日号にてPS Vita移植版のレビューが掲載された。4人のレビュアーがそれぞれ8, 7, 7, 6点をつけ、40点満点中28点を得た。ロールプレイングゲームにありがちなネタが複数のレビュアーに好意的に受け入れられ、物語や会話のテンポのよさが指摘された。個別ルート突入以降は序盤のハイテンションさがなくなる点や告白までの心理描写の少なさが欠点として挙げられた[53]

出典編集

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  1. ^ a b c d 製品概要|Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. 2016年10月24日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 小野瀬真奈ルートエンディングクレジットより。
  3. ^ a b c d 「攻略No. 3 Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜」
  4. ^ a b c d Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. Sony Interactive Entertainment. 2016年10月24日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『PUSH!!』2012年9月号、74-75頁。
  6. ^ a b 萌えゲーアワード オフィシャルサイト”. 2015年10月12日閲覧。
  7. ^ a b 『Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』内同梱スタートマニュアル、7頁。
  8. ^ a b c d e 共通ルート 第1章「魔王降臨!?」より。
  9. ^ 神威清春(かむいきよはる)|キャラクター|Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. 2016年10月18日閲覧。
  10. ^ 木崎純(きさきじゅん)|キャラクター|Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. 2016年10月18日閲覧。
  11. ^ a b 大槻果林ルート 最終章「無限大の可能性」より。
  12. ^ 作中用語辞典・TIPSの「摩天楼仮面オペラ」の説明より。
  13. ^ a b 黒木霧江ルート 最終章「正義の魔王!」より。
  14. ^ a b 小野瀬真奈ルート 最終章「決戦!ジャスティ×ナスティ!」より。
  15. ^ 松原紫苑(まつばらしおん)|キャラクター|Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. 2016年10月18日閲覧。
  16. ^ 作中用語辞典・TIPSの「ダーザイン」(紫苑の使用武器名)の説明より。
  17. ^ 小野瀬真奈(おのせまな)|キャラクター|Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. 2016年10月19日閲覧。
  18. ^ 小野瀬真奈ルート 第6章「押しかけ勇者と優しい魔王」より。
  19. ^ 黒木霧江(くろききりえ)|キャラクター|Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. 2016年10月19日閲覧。
  20. ^ 作中用語辞典・TIPSの「カマキリ」(霧江の使用武器名)の説明より。
  21. ^ 共通ルート 第5章「水泳大会と魔王の選択」より。
  22. ^ 黒木霧江ルート 第6章「アンニュイ少女のホントの気持ち」より。
  23. ^ a b 神威みかる(かむいみかる)|キャラクター|Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. 2016年10月19日閲覧。
  24. ^ a b 作中用語辞典・TIPSの「サイコ・ル・シェイム」(みかるの能力名)の説明より。
  25. ^ 神威みかるルート 第6章「みかるの憂鬱」より。
  26. ^ 神威みかるルート 最終章「力だけが全てじゃない」より。
  27. ^ 加賀美響(かがみひびき)|キャラクター|Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. 2016年10月19日閲覧。
  28. ^ 作中用語辞典・TIPSの「オールクラビス」(響の道具名)、「ピエロ」(響の能力名)の説明より。
  29. ^ 加賀美響ルート 第6章「心の扉を開ける方法」より。
  30. ^ 加賀美響ルート 最終章「これが二人の答え」より。
  31. ^ 大槻果林(おおつきかりん)|キャラクター|Justy×Nasty ~魔王はじめました~”. 2016年10月19日閲覧。
  32. ^ 大槻果林ルート 第6章「大槻家の家訓」より。
  33. ^ 『BugBug』2014年9月号、166-167頁。
  34. ^ 作中用語辞典・TIPSの「建設・建築科」の説明より。
  35. ^ a b 『DENGEKI HIME』2012年9月、68-71頁。
  36. ^ Getchu.com:PCゲームセールスランキング 2012年12月”. 2016年10月17日閲覧。
  37. ^ a b c PCpress(ピーシープレス)”. 2016年10月17日閲覧。
  38. ^ Getchu.com:PCゲームセールスランキング 2013年1月”. 2016年10月17日閲覧。
  39. ^ 2012年 ゲーム・セールスランキング - Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  40. ^ 『ファミ通ゲーム白書2016』、433頁。
  41. ^ 『2016ゲーム産業白書』、122頁。
  42. ^ 月間げっちゅ投票「このゲームはプレイしとけ!」投票結果発表 2012年12月作品 - Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  43. ^ 美少女ゲーム大賞2012 -総合部門投票・結果発表- Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  44. ^ 美少女ゲーム大賞2012 -システム部門投票・結果発表- Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  45. ^ 美少女ゲーム大賞2012 -グラフィック部門投票・結果発表- Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  46. ^ 美少女ゲーム大賞2012 -ミュージック部門投票・結果発表- Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  47. ^ 美少女ゲーム大賞2012 -ムービー部門投票・結果発表- Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  48. ^ 美少女ゲーム大賞2012 -シナリオ部門投票・結果発表- Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  49. ^ 美少女ゲーム大賞2012 -エロ部門投票・結果発表- Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  50. ^ 美少女ゲーム大賞2012 -キャラクター部門投票・結果発表- Getchu.com”. 2016年10月17日閲覧。
  51. ^ 「俺ゲーグランプリ2012」
  52. ^ 「2012年読者が選ぶ美少女ゲーム年間ランキング」
  53. ^ 『ファミ通』2015年4月2・9日号、36頁。

参考資料編集

  • Whirlpool、『Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』、2012年12月21日。
  • 「Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜」『PUSH!!』第18巻第9号、株式会社マックス、2012年9月、 74-75頁。
  • 「Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜」『DENGEKI HIME』第12巻第14号、アスキー・メディアワークス、2012年9月、 68-71頁。
  • 「攻略No. 3 Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜」『BugBug』第22巻第2号、サン出版、2013年2月、 180頁。
  • 「2012年読者が選ぶ美少女ゲーム年間ランキング」『BugBug』第22巻第4号、サン出版、2013年4月、 124-137頁。
  • 「俺ゲーグランプリ2012」『TECH GIAN』第17巻第9号、株式会社エンターブレイン、2013年7月、 104-107頁。
  • 「イチオシ! BUG'Sレビュー G.I.B. ガールズ・イン・ブラック」『BugBug』第23巻第9号、サン出版、2014年9月。
  • 『ファミ通』第30巻第14号、KADOKAWA、2015年4月2・9日。
  • 『ファミ通ゲーム白書2016』KADOKAWA、2016年。
  • 『2016ゲーム産業白書』メディアクリエイト、2016年。

外部リンク編集