LaserWriter II NTX-J(レーザーライター・エヌティーエックス・ジェイ)は、アップルコンピュータがかつて販売していたモノクロレーザープリンターである。

概要 編集

米国で発売されていたLaserWriter II NTXを改良し、1989年1月に当時のアップルコンピュータ株式会社から世界初の日本語PostScriptに対応するハイエンドのページプリンターとして発売された[1]。CPUに15.6672MHzの

MC68020、プリンタ・エンジンにはCanon製が採用された。SCSI接続の外付け40MBのハードディスクが添付され[2]、日本語フォントとして細明朝、中ゴシック(リュウミンL-KL中ゴシックBBB[3])を搭載し[4]、Apple純正としてMacintoshに標準でドライバが添付されていた[5]。解像度は発売当時としては非常に高い300dpiであり、LocalTalkが全盛の時代には日本でのDTPの現場で良く用いられていた[6][7]。またWindowsのドライバも用意されていた[8]

脚注 編集

  1. ^ 業界初の日本語ポストスクリプトプリンタ「LaserWriter II NTX-J」を発表、日本でのDTP市場に先鞭を付ける
  2. ^ Apple HD 40SC
  3. ^ 1989 - 歴史・沿革 - モリサワ
  4. ^ 図解DTP用語辞典 - LaserWriterII NTX-J
  5. ^ Mac OS 8.5:Mac OS 8.5 について - プリントについての注意
  6. ^ 山中俊治の「デザインの骨格」 - Mac plusからの日々
  7. ^ GX_notes - モリサワの英断,ふたたび……か?
  8. ^ A list of printer drivers that are included in Windows XP (Article 1 of 5) - Apple LaserWriter II NTX-J v50.5