libpngは画像データの形式の一つであるPNGのエンコード・デコードを行うライブラリであり、PNG の国際標準 (ISO/IEC 15948:2004) のリファレンス実装である(オリジナルにはpnglibと呼ばれる)。C言語で作成されており、クロスプラットフォームである。19年以上広く使われている実績がある[1]。PNGの仕様のほとんどをサポートしており、多くのソフトウェアで採用されている。

libpng
開発元 ガイ・エリック・シュアルナ (Guy Eric Schalnat)
アンドレアス・ディルガー(Andreas Dilger)
グレン・ランダース=パーソン(Glenn Randers-Pehrson) ら
最新版
1.6.43 / 2024年2月23日 (47日前) (2024-02-23)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS クロスプラットフォーム
サポート状況 開発継続中
種別 グラフィックライブラリ
ライセンス libpng License
公式サイト http://www.libpng.org/pub/png/libpng.html
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概要 編集

libpngは、ガイ・エリック・シュアルナ (Guy Eric Schalnat)、アンドレアス・ディルガー (Andreas Dilger)、グレン・ランダース=パーソン (Glenn Randers-Pehrson)らによって開発された。ライセンスはGPLよりも制限の緩いlibpng Licenseを採用している。

libpng自身はC言語で記述されており、WindowsLinuxUNIXMac OSMS-DOS等、様々な環境で動作する。x86系CPUにおいては、一部の処理にMMXSSE2を利用する事も出来る[2]

動作にはzlibが必要で、圧縮・伸張の処理はzlib側に任せる設計になっている。

別途パッチを当てることでAPNGに対応する。

脚注 編集

  1. ^ libpng Home Page”. www.libpng.org. 2012年2月7日閲覧。
  2. ^ APNG - Browse /libpng at SourceForge.net”. 2019年7月21日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集