MacPorts(マックポーツ)は、macOSおよびDarwin OS上のソフトウェアの導入を単純化するパッケージ管理システムのひとつである。以前はDarwinPortsと呼ばれていた[1]。MacPortsは、その他のフリー/オープンソースソフトウェアの導入を単純化するためのフリー/オープンソースソフトウェアプロジェクトである。FinkやBSDのPortsコレクションと同様の目的と機能を目指し、DarwinPortsはOpenDarwinプロジェクトの一部として2002年に開始した。Landon Fuller、Kevin Van Vechten、ジョーダン・ハバードを含むAppleの従業員の多くも関与していた。

MacPorts
ターミナル上で動くportコマンドのスクリーンショット
初版 2002年 (22年前) (2002)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
TclおよびC
対応OS macOSDarwin
サポート状況 Active
種別 パッケージ管理
ライセンス BSDライセンス
公式サイト www.macports.org
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MacPortsでは、ターミナルにおいてsudo port install パッケージ名とコマンドを入力することによって多くのパッケージを導入することができる。MacPortsは指定されたパッケージのコンパイル済みバイナリがある場合はダウンロードし、ない場合はコンパイルとインストールを行う。依存関係にあるパッケージも自動的にインストールされる。インストールされたパッケージは sudo port selfupdateというコマンドでアップデートすることができる[2]

2005年4月28日、プロジェクトはMacPortsのバージョン1.0をリリースした[3]

2005年12月、プロジェクトはマイルストーンである3000ポートを突破した[4]。2010年8月、MacPortsバージョン1.9.1は7000ポートを越えた。2011年8月現在で、MacPortsバージョン2.0.1は8300を越えるポートを有している。

MacPortsは現在Mac OS Forge(AppleによってサポートされていないサードパーティープロジェクトのためにAppleが作成および管理しているオープンソースホスティングサービス)にホストされている。

公式MacPorts GUIアプリケーションはPalletと呼ばれ、2009年にGoogle Summer of Codeとして始まった[5]

脚注 編集

  1. ^ DarwinPorts project announces New Hosting and New Name”. darwinports.opendarwin.org (archived) (2006年8月7日). 2007年3月5日閲覧。
  2. ^ MacPorts”. http://www.macports.org/ (2011年1月5日). 2010年10月15日閲覧。
  3. ^ Markus Weissmann (2005年4月28日). “DarwinPorts v1.0”. darwinports.opendarwin.org (archived). 2006年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年3月5日閲覧。
  4. ^ 3000 ports landmark”. darwinports.opendarwin.org (archived) (2005年12月17日). 2006年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年3月5日閲覧。
  5. ^ MacPortsGUI - MacPorts”. 2012年10月10日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集