トリノ王宮図書館が所蔵するレオナルドの自画像。1513年 - 1515年頃
レオナルド・ダ・ヴィンチ (ユリウス暦1452年4月15日 - 1519年5月2日)は、イタリアのルネサンス期を代表する芸術家。絵画、彫刻、建築、音楽、科学、数学、工学、発明、解剖学、地学、地誌学、植物学など様々な分野に顕著な業績を残し、「万能人 (uomo universale )」 と異名などで親しまれている。フィレンツェ共和国のヴィンチに生まれ、画家ヴェロッキオの工房に弟子入りして才覚を表し、さまざまな分野に才能を見せる。若くしてミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァに仕え、その後ローマ、ボローニャ、ヴェネツィアなどで活動し、最晩年の3年間はフランス王フランソワ1世に下賜されたフランスの邸宅で弟子や友人たちと過ごした。肖像画『モナ・リザ』、宗教画『岩窟の聖母』『最後の晩餐』、素描の『ウィトルウィウス的人体図』、オーニソプター鳥の翼を模した航空機のスケッチ、精密な地図、解剖学に関する手稿、工学と創案に関する手稿などにレオナルドの才能の幅広さを見ることができる。
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