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QED 六歌仙の暗号』(キューイーディー ろっかせんのあんごう)は、高田崇史による推理小説QEDシリーズの第2作である。

QED 六歌仙の暗号
著者 高田崇史
発行日 1999年5月
発行元 講談社
ジャンル 推理小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 ノベルス
前作 QED 百人一首の呪
次作 QED ベイカー街の問題
コード ISBN 4-06-182063-X
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出版履歴

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あらすじ

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七福神にまつわる連続怪死事件のため、七福神研究は禁止されていた明邦大学。平成5年5月、兄の意志を引き継いだ斎藤貴子は七福神の調査を開始する。そして、桑原が六歌仙と七福神の関係を解き明かす。

登場人物

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桑原 崇(くわばら たかし)
通称、タタル。萬冶漢方(漢方薬局)勤務の薬剤師。先に京都に来ていた奈々と貴子を連れ、七福神について調べる。
棚旗 奈々(たなはた なな)
ホワイト薬局勤務の薬剤師。GWに行われる製薬会社主催の薬草園研修旅行で京都を訪れる。
小松崎 良平(こまつざき りょうへい)
熊に似た佇まいから通称は、熊つ崎。この当時は、下っぱジャーナリスト。佐木教授の事件を追って、京都にやってくる。

明邦大学

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斎藤 貴子(さいとう たかこ)
明邦大学文学部4年。亡兄の遺志を継ぎ、卒業論文に大学で禁止されてきた七福神について書くことにし、桑原に協力を求め、京都に向かう。実家は鎌倉で、奈々の実家とも近い。
斎藤 健昇(さいとう けんしょう)
貴子の兄。貴子より3歳年上。卒業論文で七福神について調べている途中、鞍馬の山中で崖から転落死した。
木村 継臣(きむら つぐおみ)
明邦大学文学部民俗学研究室助教授。頑固すぎて生徒からの評判は悪かったが、健昇のことはかわいがっていた。実家は京都・貴船。佐木とは家族ぐるみの付き合いがあった。
佐木 泰造(さき たいぞう)
明邦大学薬学部教授。七福神巡りが趣味。ふくよかで、あだなは「布袋さん」。研究室で何らかの毒物の研究をしている最中、何者かに毒殺される。
星田 秀夫(ほしだ ひでお)
明邦大学薬学部薬理学研究室助手。佐木の遺品のノートを自宅で見ていた時、何者かに刺殺される。

木村家

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木村 綾乃(きむら あやの)
継臣の妹。継臣より6歳年下。病弱のため、実家の貴船で暮らす。
木村 涼子(きむら りょうこ)
継臣の母。
木村 しづ(きむら しづ)
継臣の祖母。和歌山県高野口出身。

警察

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岩築 竹松(がんちく たけまつ)
警視庁警部。
堂本 素直(どうもと すなお)
警視庁の刑事。
村田 雄吉(むらた ゆうきち)
京都府警捜査一課警部補。岩築の知り合い。本作から7年後を描いたシリーズ第19作『QED ~flumen~ 月夜見』にも登場しており、警部に昇進している。また「神の時空シリーズ」や5年後を舞台とする『鬼門の将軍』でも名前が語られている。
中新田 務(なかにいだ つとむ)
京都府警巡査長。村田の部下。『月夜見』では巡査部長に昇進している。

関連項目

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