REX OS
REX OS (Real-Time Executive Operating System、レックス オーエス)とは、クアルコム(Qualcomm)がかつて採用していた、携帯電話用ベースバンド・チップソフトを動かす為のARMベースのリアルタイムオペレーティングシステム。古くは、cdmaOne用、並びにCDMA2000用チップセットだけであったが、サポートするエアインタフェースの拡大に伴い、W-CDMA、GSM用のチップセットでも使われている。ライセンスは、クローズドなソースライセンスなので、クアルコムから開発ライセンスを取得しないとソースを見ることが出来ない。
開発者 | クアルコム |
---|---|
開発状況 | 開発終了 |
初版 | 1999年 |
プラットフォーム | ARM |
カーネル種別 | モノリシックカーネル |
既定のUI | KCP、KCP+など |
ライセンス | プロプライエタリ |
CPU
編集元々は、Intel 80186向けのOSであったが、ARM向けに移植され、後に x86はサポートされなくなった。
機能
編集リアルタイムオペレーティングシステムとして、以下の機能を持つ。
- プリエンプティブ・マルチタスク
- タスク管理
- タスク同期
- 排他ロック
- タイマー
- 割り込み管理
リアルタイムOSとして、タスク管理の機能しかなく、純粋なカーネル部分は、携帯電話用ベースバンド・ソフトウェアであるDMSSあるいはAMSSのなかの1パーセント程度でしかない。
関連項目
編集- BREW
- Brew Mobile Platform (Brew MP) - 従来のREX OSに代わるクアルコムのモバイル専用基本プラットフォーム。