rdesktop は、マイクロソフト独自のRDPプロトコルのフリーかつオープンソースのクライアントである。GNU General Public License でライセンスされ、BSDLinuxなどのX Window Systemを使用するUnix系システムで利用可能。

rdesktop
開発元 rdesktopチーム
最新版
1.9.0 / 2019年10月11日 (4年前) (2019-10-11)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS Unix系
サポート状況 開発中
種別 マイクロソフトのリモートデスクトップのクライアント
ライセンス GPLv3
公式サイト www.rdesktop.org
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対応状況 編集

2013年8月現在、rdesktop は RDP 5.2 プロトコルの大部分を実装しており、以下のような部分を含む。

  • ビットマップ・キャッシュ
  • ファイルシステム、オーディオ、シリアルポート、プリンタポートのリダイレクション
  • 大部分の各国語キーボードのマッピング
  • ストリーム圧縮と暗号化
  • 自動認証
  • スマートカードサポート
  • RemoteAppのようなシームレスモードをサポート
  • ネットワークレベル認証(RDP 6.0)

以下の機能などは実装されていない。

  • マルチモニター表示(RDP 6.0)
  • デスクトップ コンポジション(RDP 7.0)
  • RemoteFX(RDP 7.1)
  • RemoteFX の USB デバイスのリダイレクション(RDP 7.1)

用途 編集

リモートデスクトップサービスの動作している Microsoft Windows に接続するのに使われる。対象となるWindowsは、Windows NT 4.0Windows 2000Windows XPWindows Server 2003Windows VistaWindows Server 2008Windows Server 2008 R2Windows 7 である。Linuxベースのシンクライアントでも使われている。

歴史 編集

rdesktopプロジェクトは2001年4月にSourceForge.netに移転し、短期間のうちにコミュニティは拡大した。しかしその後、開発者の入れ替わりがなくなり、rdesktopの開発が滞り始めた。 2011年4月、Linuxの端末サーバシンクライアントPCを手がけるCendio社のPeter Åstrandがプロジェクトのキックスタートを宣言し、Cendio社がリーダーシップを取ることとなった。[1] 2011年4月18日には、ほぼ3年ぶりとなるバージョンアップがなされた。

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ rdesktopのメーリングリスト(rdesktop-announce)「Kickstarting the rdesktop project」より

外部リンク 編集