メインメニューを開く
SETTEN No.1(熱研オリジナルの5ml入り小瓶)

SETTEN No.1(せってんナンバーワン)とは、株式会社熱研 が開発したダイヤモンドカーボンナノ粒子を用いた接点導通改質剤(接点復活剤)。

当初は(株)熱研 が販売していたが、2013年時点では株式会社クリプトンが販売している。東洋ドライルーブ株式会社も「ナノカーボン」という名称で販売しているが同じものであり、音響製品向けとそれ以外のPC関連・自動車用品・家電製品向けで販売ルートを分けたことによる[1]

目次

概要編集

導通性のある直径約15ナノメートルのクラスターダイヤモンド(カーボン・コーテッド・ダイヤ)微粒子を深海鮫の肝油から精製されたスクワランオイルに混ぜて分散させたものである。

電気製品の導通接点表面はナノメートル単位の凹凸となっており、ミクロ的には導通接触部分は点接触であり、そのままの状態では導通不良に陥りやすいが、SETTEN No.1を塗布することにより、接触部の凹面にカーボン微粒子が入り込んで面接触の状態にして導通改善を行う。スクワランオイルは接触部を洗浄・保護する効果がある。したがって、従来のクリーニング効果のみを目的とした接点復活剤とは性質が異なる。

カーボン微粒子は高硬度で耐摩耗性に優れ、それ自身が固体潤滑剤の役割もある。また、スクワランオイルは経年変化が少なく、生物由来のため安全性が高く、金属やプラスチックを侵食することも無いと謳っている[2]

使用時はカーボン微粒子が沈殿し、オイルと分離している場合があるため撹拌してから用いる。ごく少量でAV機器のあらゆる端子を含む全ての電気接点で導通改質効果が得られるが、塗布のしすぎは逆効果となる[3]。通常の接点復活材では用途として不適当とされるボリューム・アッテネーターに用いることもできる。

1998年ごろから、おもに音響機器用途として「 CARBON-DIATONIC "SETTEN" No.1 」として発売されている。当初はマニキュアのような容器に5ml入りのみだった。1999年オーディオ銘機賞(音元出版主催)受賞。のちにカーボン微粒子を8倍増量した「"SETTEN" PRO」を発売している。

1999年以降、自作パソコンにおけるオーバークロックなどの改善用途として注目されるようになった[4]。2001年に東洋ドライルーブがスティック容器入り0.2ml容量で「ナノカーボン」として発売している[5]

類似製品として、ACOUSTIC REVIVEの導通向上クリーナー「ECI-100」が存在するが、クラスターダイヤモンドを用いた接点導通改質効果はSETTEN No.1と同様であるものの、スクアランオイルの代わりに さらに分散性に優れたハイテクオイルを使用している改良製品である[6]

カーボン以外の接点導通改質剤編集

SETTEN No.1の開発・発売以降、カーボン以外の微粒子を用いた導通改質剤が開発され、発売されている。

熱研(→クリプトン

  • GOLD CONTACT LIQUID "SETTEN"79 (金の微粒子を使用)
  • SILVER CONTACT LIQUID "SETTEN"47 (銀の微粒子を使用)

ナノテック・システムズ

  • GOLD CONTACT PRO (金の微粒子を使用)
  • SILVER CONTACT PRO (銀の微粒子を使用)
  • H&H CONTACT PRO (金と銀の微粒子を混合)
  • COPPER CONTACT PRO (銅の微粒子を使用)

脚注・出典編集

外部リンク編集