STS-112
STS-112は、スペースシャトルアトランティスを用いて行われた国際宇宙ステーションへのミッションである。2002年10月7日にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。主な目的はS1トラスの取付けである。アトランティスはこの後、2006年9月9日のSTS-115まで飛行しなかった。
STS-112 | |||||
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徽章 | |||||
ミッションの情報 | |||||
ミッション名 | STS-112 | ||||
シャトル | アトランティス | ||||
発射台 | 39-B | ||||
打上げ日時 | 2002年10月7日 19:45:51 UTC | ||||
着陸または着水日時 | 2002年10月18日 15:44:35 UTC ケネディ宇宙センター | ||||
ミッション期間 | 10日19時間58分44秒 | ||||
周回数 | 170 | ||||
高度 | 226 km | ||||
軌道傾斜角 | 51.6° | ||||
航行距離 | 720万km | ||||
乗員写真 | |||||
左からマグナス、ウルフ、メルロイ、アシュビー、セラーズ、ユールチキン | |||||
年表 | |||||
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乗組員
編集職務 | 宇宙飛行士 |
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船長 | ジェフリー・アシュビー (3度目の飛行) |
パイロット | パメラ・メルロイ (2度目の飛行) |
ミッションスペシャリスト1 | デヴィッド・ウルフ (3度目の飛行) |
ミッションスペシャリスト2 | サンドラ・マグナス (初飛行) |
ミッションスペシャリスト3 | ピアーズ・セラーズ (初飛行) |
ミッションスペシャリスト4 | フョードル・ユールチキン, RKA (初飛行) |
ミッションパラメータ
編集- 質量:
- 打上げ時質量:116,538 kg
- 帰還時質量:91,390 kg
- ペイロード:12,572 kg
- 近点:273 km
- 遠点:405 km
- 軌道傾斜角:51.6°
- 軌道周期:91.3分
ISSとのドッキング
編集- ドッキング時刻:2002年10月9日 15:16:15 UTC
- ドッキング解除時刻:2002年10月16日 13:13:30 UTC
- ドッキング時間:6日21時間57分15秒
ミッションハイライト
編集STS-112は国際宇宙ステーションの組み立てミッション(9A)であり、ISSのラジエータを構造的に支持するS1トラスの部品を運搬した。また船外活動カートが運ばれ、後のミッションのために取り付けられた。さらに植物用汎用生長装置、商用汎用培養装置、タンパク質結晶生成装置、ゼオライト結晶成長実験のサンプル等、いくつかの科学実験装置もISSに運んだ。
シャトルカメラ
編集スペースシャトル外部燃料タンクに取り付けられたカメラによって、アトランティスの軌道への上昇の様子が撮影された。このような映像が記録されたのは初めてのことだった[1]。
これはSTS-107で起きたコロンビア号空中分解事故に対応したもので、STS-114、STS-121、STS-115、STS-116、STS-117、STS-118、STS-127、STS-128でも用いられた。また今後全てのスペースシャトルのミッションでも行なわれる予定である。
出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- NASA mission summary - ウェイバックマシン(2001年6月30日アーカイブ分)
- Status reports - Detailed NASA status reports for each day of the mission.
- STS-112 Video Highlights - ウェイバックマシン(2007年7月14日アーカイブ分)