TAZ (自動車メーカー)
ザグレブバス工場(Tvornica Autobusa Zagreb, TAZ 略称:タァズ)は、旧ユーゴスラビア王国(クロアチア)のバス・トラックメーカー。ザグレブ市のドゥブラバに本社を置いていた。タァズ・ドゥブラバ(TAZ Dubrava 14)がメーカーの代名詞的車両であった。2000年に事業を停止。
元の種類 | 公開会社 |
---|---|
業種 | 輸送用機械 |
設立 | 1930年 |
解散 | 2000年 |
本社 | 、 |
事業地域 | 世界各地 |
主要人物 | イヴァン・ラドシェヴィッチ(Ivan Radošević[1]) |
製品 |
貨物自動車 バスの製造開発 |
従業員数 | 1,200名(1980年) |
歴史
編集1930年にコーチビルダーとして木製フレームでのバスの製造が始まる。1948年、オートカロッセリア・ザグレブ(Autokaroserija Zagreb)と社名を変更するも依然として木製バスの製造を行っていた。
1950年、トラックの製造を行っていたセルビアの企業プリボイ自動車工場(Fabrika automobila Priboj, FAP)社、ファモス社(Famos, Fabrika Motora Sarajevo)と協力しサラエボに工場を設立。1954年にザグレブに移転している。1969年に3社を纏めたファップ・ファモス・ベルグランデ社(FAP Famos Belgrade)を設立している。
1980年代、工場で1,200名を雇用しており、年間500~600台のペースで生産が行われており、バスは主に中国、フィンランド、エジプトに輸出されている。1991年にクロアチアとして独立を勝ち取り、ユーゴスラビアから脱退すると生産量は急減し、1990年代後半、国内市場の縮小が要因となり事業を閉鎖した[2]。
製品
編集- TAZ Neretva
- TAZ 1419
- TAZ 1427
- TAZ Dubrava
脚注
編集- ^ “Prodaja imovine Tvornica autobusa Zagreb”. nacional (2002年6月5日). 2020年7月12日閲覧。
- ^ “autobusa-u-hrvatskoj”. teretna-vozila.com. 2020年7月12日閲覧。[リンク切れ]