Wikipedia:削除の方針/ケースE改訂案(2013年3月)

ケース E: 百科事典記事の作成および提供の目的に合致しないページ

編集

ケースE-1: 特筆性を欠く主題を扱う記事

編集

特筆性(notablity)を欠く主題を扱う記事は、百科事典の記事として成長する見込みがないものとして、削除対象とします。「特筆性を欠く」とは、その主題に言及する情報源(その主題の解説を主たる目的として作成され、かつその主題とは独立した信頼できるものに限るものとし、以下「独立した二次情報源」という。)が十分に存在しないことによって、その主題を扱う記事を満足に作成することが困難な状態をいいます(Wikipedia:特筆性を参照)。

ただし、独立した二次情報源を直ちに発見できない場合であっても、たとえば人物であれば権威ある賞を受けているという事実、株式会社であれば株式を上場しているという事実のような、独立した二次情報源の存在を推認できる事実が確認された場合に限り、その主題は特筆性を有するものと推定し、その主題を扱う記事を削除対象外とすることができます。

ある主題の特筆性の有無の判断にあたっては、いかなる資料が独立した二次情報源となりうるのか、いかなる事実によれば独立した二次情報源の存在を推認できるのかといった事情が、その主題が属する分野によって異なることに十分留意しなければなりません。そこで、各ウィキプロジェクトは、そのプロジェクトに属する主題の特筆性判断を支援するためのガイドラインを定めることができます。そのガイドラインが、コミュニティの合意に基づいて適切に作成され(Wikipedia:合意形成を参照)、十分に周知されている場合には、本方針に基づく削除要否の判断において、そのガイドラインを参酌するものとします。現在のところ、特筆性判断のための公式のガイドラインとして以下のものがあります。

ケースE-2: 百科事典記事の作成および提供を目的としない記事

編集

ウィキペディア・プロジェクトの目的(百科事典記事の作成および提供)に適合しないことが、記事の内容(記事の内容から推認される投稿目的を含む。)に照らして明らかな、たとえば以下のいずれかに該当する記事であって、修正が困難であるもの(全面的な修正を要し、その修正において参照するに価しない記事を含む。)は削除対象とします。

  1. 広告宣伝、スパム
  2. 個人の日記やプロフィール紹介
  3. 執筆者独自の調査研究結果の発表
  4. 辞書、教科書、ガイドブック、報道記事、著作権フリー作品、その他ウィキペディア以外のウィキメディア・プロジェクトが扱うべき記事
  5. その他、Wikipedia:ウィキペディアは何でないかに照らして異質と認められるもの

ただし、上記4に該当する記事のうち、実際に当該プロジェクトに移動することが適切なものはWikipedia:プロジェクト間の移動#移動の依頼とその手順に従い、削除対象外とすることができます。

ケースE-3: 百科事典記事の作成および提供に寄与しないファイル、その他ページ

編集

百科事典記事の作成および提供に寄与しないファイル、テンプレート、カテゴリ、曖昧さ回避ページ、リダイレクトページ等は削除対象とします。これらのページの作成に関する公式の方針が存在する場合には、その方針に合致しないページであって、削除しなければその問題を解消できないページを削除対象とします。