X線』(The X-Rays、別名 The X-Ray Fiend[1])は、1897年に制作されたイギリスの映画で、短編サイレントコメディ映画であり、監督はジョージ・アルバート・スミスが務め、いちゃつくカップルがX線に曝されるという場面を取り上げている。このトリック映画は、BFI Screenonline のマイケル・ブルック (Michael Brooke) によると、「イギリスで最初に特殊効果を使った作例の一つであり、ジャンプカットが用いられている」という[2]。スミスはジャンプカットを2箇所で用いており、最初はいちゃつくカップルがX線に曝されるところで、俳優たちが、骸骨をあしらった全身を包む黒いボディスーツ姿で演技し、女性がもつ傘も金属の骨組みだけになるが、次に俳優たちは元に戻り、傘も通常の状態になる。カップルを演じているのは、スミスの妻ローラ・ベイリー英語版と、ブライトンのコメディアンだったトム・グリーン (Tom Green) である[2]

X線
The X-Rays
監督 ジョージ・アルバート・スミス
製作 ジョージ・アルバート・スミス
出演者 トム・グリーン
ローラ・ベイリー
撮影 ジョージ・アルバート・スミス
製作会社 G・A・スミス
配給 Warwick Trading Company
公開
  • 1897年10月 (1897-10)
上映時間 44 秒
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 サイレント映画
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脚注 編集

  1. ^ X-Rays”. silentera.com. Progressive Silent Film List. 2023年1月17日閲覧。
  2. ^ a b Brooke, Michael. “The X-Rays”. BFI Screenonline Database. 2011年4月24日閲覧。 “... contains one of the first British examples of special effects created by means of jump cuts ...”

外部リンク 編集