喜納翼
日本の車いすマラソン選手
喜納 翼（きな つばさ、1990年5月18日[1] - ）は、日本の車いすマラソン選手。東京マラソンで2020年と2022年に優勝し、2018年は3位だった。女子車いすマラソンの日本記録保持者であり、2020年東京パラリンピック、2024年パリパラリンピックに出場した。
| 個人情報 | |||||||||||||||||||||
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| 生誕 | 1990年5月18日（34歳） 日本・沖縄県 | ||||||||||||||||||||
| スポーツ | |||||||||||||||||||||
| 競技 | 陸上競技 | ||||||||||||||||||||
| 種目 | マラソン | ||||||||||||||||||||
| 成績・タイトル | |||||||||||||||||||||
| パラリンピック | 2020年 東京 2024年 パリ | ||||||||||||||||||||
| 自己ベスト | マラソン 1:35:50 （2019年） | ||||||||||||||||||||
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私生活
編集沖縄県出身で、10代の頃はバスケットボールをしていた[2]。トレーニング中に事故に遭い、車いす生活を余儀なくされた[2]。
競技歴
編集2013年に初めて車いすマラソンに出場した[2]。2016年の大分国際車いすマラソンで優勝し[2]、2017年のGrand Prix Arizonaの800m走（T54）で優勝した[3]。2018年の東京マラソンでは1:46:17で3位だった[4]。2019年には、個人ベスト記録1:39:36をマークし、東京マラソンの出場権を得たが[5]、タイヤのパンクで完走できなかった[6]。その後、大分国際車いすマラソンで2位となり、タイム01:35:50は、それまでの日本記録を2分以上も更新した[7][8]。
2020年の東京マラソンの女子車いすマラソンで優勝した（タイムは01:40:00）[9][10]。レースには3人の選手が出場し[11]、彼女は開始時から主導権を握り、最後まで維持した[12]。東京マラソンで初優勝を果たし[13]、優勝タイムは大会新記録となった[12]。東京マラソンのコースの一部が2020年東京パラリンピックのマラソンでも使用された[6]。
2020年東京パラリンピックのマラソン（T54）に出場し[14]、7位でフィニッシュした[1]。また、2022年の東京マラソンで優勝し、完走した選手2人のうちの1人となった[15]。
脚注
編集- ^ a b “Results”. 5 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。5 September 2021閲覧。
- ^ a b c d “Wheelchair racing is a team sport for me –athlete Tsubasa Kina”. Special Broadcasting Service (30 July 2018). 5 October 2020閲覧。
- ^ “Kinghorn and Morrison smash world records at Arizona Grand Prix”. Paralympic.org (13 May 2017). 8 October 2020閲覧。
- ^ “Fantastic five for Manuela Schaer in Tokyo”. Paralympic.org (25 February 2018). 8 October 2020閲覧。
- ^ “Tokyo Marathon 2019: Wheelchair Elite Field”. p. 3 (23 January 2019). 5 October 2020閲覧。
- ^ a b 「喜納翼 東京マラソン大会新で優勝」『Ryukyu Asahi Broadcasting』2 March 2020。7 October 2020閲覧。
- ^ 「喜納翼、日本新記録叩き出し2位 東京パラ出場懸けてＷ杯へ 大分車いすマラソン女子」『Okinawa Times』18 November 2019。7 October 2020閲覧。
- ^ “挑戦の種は、案外突然現れたりする. それを楽しめるかどうかは自分次第なんだ”. Honda (13 December 2019). 7 October 2020閲覧。
- ^ “Athletics: Legese wins virus-affected Tokyo Marathon, nat'l rec for Osako”. Kyodo News. (1 March 2020) 5 October 2020閲覧。
- ^ “Lonah Salpeter shatters Tokyo Marathon course record”. Running Magazine. (1 March 2020) 5 October 2020閲覧。.
- ^ 「喜納翼、目標通りのタイムでＶ「走りやすかった」／東京マラソン」『Sankei Sports』1 March 2020。7 October 2020閲覧。
- ^ a b “Suzuki wins men's and Kina wins women's, both setting new course record! (Tokyo Marathon 2020 Wheelchair Marathon Race Report)”. Tokyo Marathon (3 March 2020). 18 January 2021閲覧。
- ^ 「車いす女子、喜納翼が大会新で初Ｖ…東京マラソン」『Yomiuri Shimbun』1 March 2020。7 October 2020閲覧。
- ^ 「久々の実践で好タイム 女子車いす800M優勝・喜納翼 日本パラ陸上」『Ryūkyū Shimpō』6 September 2020。7 October 2020閲覧。
- ^ “2022 Tokyo Marathon results”. NBC Sports (6 March 2022). 6 March 2022閲覧。
- ^ “喜納翼がパリ・パラリンピックへ 車いすマラソン 東京に続き２度目 パラ陸連が代表内定選手を追加発表”. 琉球新報. (2024年7月1日) 2024年9月4日閲覧。
- ^ 「パリ・パラリンピック、喜納翼は12位 車いすマラソン女子」『沖縄タイムス』2024年9月8日。2024年9月8日閲覧。